「人が考える告白」 ルカによる福音書 9章18~20節
イエスさんは、弟子たちに「群衆は、私のことを何者だと言っているか」と尋ねました。弟子たちは、人々の言葉を借りて「洗礼者ヨハネだ」とか「エリヤだ」と言う人もいたり、「誰か昔の預言者が生き返ったのだ」と言う人もいますと答えました。
イエスさんは、社会で弱くさせられた人たちに寄り添い、祭司長や律法学者、ファリサイ派の人々の信仰を厳しく批判しました。それは、洗礼者ヨハネやエリヤ、また昔の預言者が時の為政者と闘った姿と重なります。人々は、イエスさんのことをある程度、正しく理解していたのでした。
イエスさんは、弟子たちに「それでは、あなたがたは私を何者だと言うのか」と尋ねました。するとペトロが「神からのメシアです」と答えました。ペトロの答えは、“ペトロの信仰告白”と称されて高く持ち上げられています。しかし、立派な告白をしたはずのペトロは、この後イエスさんを裏切り、辻褄の合わないことをしています。既存のひな形や、自分の都合の良い言葉を並べて「告白」などと称していないか、自問自答してみたいと思います。