融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

明日は礼拝です

2023年05月20日 | 礼拝のご案内

 明日5月21日(日)は、主日礼拝です。午前10時30分から礼拝が始まります。メッセージは「弁護される」、賛美歌は「わが身の望みは」、「わが主イェスよ、ひたすら」です。感染症対策に留意して礼拝を行っています。ご理解の上、ご出席ください。

 広島でG7が開かれています。ゼレンスキー大統領も参加するとのことです。1945年8月、アメリカは広島と長崎に落とす必要もなかった核兵器を落とし、民間人を無警告、無差別に大量殺戮しました。その後も、核兵器の影響を調べるために被害者をモルモット扱いにしました。そのことを反省し、二度と核兵器を使用しないことをG7として広島で誓うというのなら立派なのですが、アメリカは反省も謝罪もなく、むしろ核兵器は有効であることの上に立っているG7であるように思います。広島で行う意味は何もなく、広島が出身地と称する東京生まれの岸田首相の手柄になるとでも思っているのでしょうか?

 日本は、アメリカ軍の基地があり、未だに占領地扱いです。日本に制空権もありません。核爆弾のおかげで日本を占領でき、日本がアメリカに従順であるように甘い汁を吸わせて「上級国民」を飼い慣らして奴隷にしてきたという、占領の良い(皮肉ですよ)モデルになっていると、今のG7のメンバーは考えているのでしょうか。もしそうなら、広島でG7を行うことは手柄どころか原爆で殺された人々を二度殺すことであり、無残としか言いようがありません。

 何だか、映画「マトリックス」を思い出しました。繭の中に入れられて発電機の役割をさせられて、デジタル信号によって自分がほのぼのと暮らしているような人工的な夢を見させられ、そのような生活に甘んじている人間の姿が今の日本人と重なっているように思えたりします。もし本当にそうだとしたら、救いようもなく憐れです。映画「マトリックス」って、預言的だったんですね。当時は、そんなこと気づきもしなかったです。日本が第二のウクライナにされないように願ってやみません。

 


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「愛は叶う」

2023年05月20日 | 聖書のお話

「愛は叶う」 ルカによる福音書 7章11~17節

 イエスさんは、ナインという町に行かれました。ちょうど、やもめの一人息子が亡くなり、葬儀が行われていました。当時、家父長制度にあったユダヤ社会において、やもめは弱い立場にありました。そのうえ、一人息子を失ったということは、生きて行く支えを失ってしまうことでもありました。このやもめは、絶望のどん底に突き落とされたような気持ちであったと思われます。

 イエスさんは、このやもめを見て憐れに思い、「もう泣かなくともよい」と言いました。聖書は、この言葉を話すイエスさんのことを「主」と表現しています。イエスさんの思いは、神さまの思いでもあることが伝えられているのです。神は愛であり、弱くさせられている人々を決して見捨てないのが私たちの信じる主なる神さまなのです。

 イエスさんは、棺に手を触れ、「若者よ、あなたに言う。起きなさい」と言いました。すると、死人は起き上がってものを言い始めました。死人の復活については理解できませんが、このやもめに生きる希望が与えられたことは理解できます。私たちは、理解できないことよりも、理解できることにもっと目を向け、互いに愛し合って生きなさいと教えられているのです。

 


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