融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

「尊厳と平安」

2019年03月16日 | 聖書のお話

「尊厳と平安」 ルカによる福音書 4章1~13節

 イエスさんは、荒野で悪魔から誘惑を受けました。悪魔は、空腹を覚えたイエスさんに石をパンにしたらどうだと言いました。イエスさんは、自分の欲求を満たすための奇跡は行わないと答えました。次に悪魔は、自らに委ねられている権力と繁栄を示し、自分を拝んだら与えようと言いました。確かに権力と繁栄は、弱い者を苦しめ、弱い者からの搾取によって支えられています。その支配者は、悪魔であると言われることに納得もします。イエスさんは、悪魔を拝んで権力と繁栄を手にするようなことを拒絶し、神さまだけを拝むと答えました。それは、弱く貧しくさせられた者と共に生きることの決意表明であるように思います。次に悪魔は、自分から神であることを示したらどうだと言いました。イエスさんは、一人ひとりが信仰によって信じることが大切なのであって、奇跡を行って信じさせるようなことはしないと答えました。

 私たちの生活している世の中は、悪魔が示したような3つの誘惑を常に追い求める社会であるように思います。私たちもまた信仰者として生きるための決意が問われているように思います。信仰とは、私たちに尊厳と平安を与え、人間として生きるための神の言葉であると教えられています。

 


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明日は礼拝です

2019年03月09日 | 礼拝のご案内

 明日3月10日(日)は、東日本大震災を覚えての礼拝を守ります。午前9時から教会学校、午前10時30分から礼拝があります。メッセージは、「尊厳と平安」です。讃美歌は、「栄えの主イエスよ」、「ああ主は誰がため」、「十字架のもとに」です。礼拝後には、祈りの一時、お茶の一時があります。ご興味のある方は、どなたでもご参加ください。

 先週の転入式は、神さまと会衆との前で無事終了しました。礼拝後の愛餐会も盛会で、暖かい気持ちでのスタートになったことと思います。浜坂での信仰生活の上に神さまのお守りと祝福をお祈りいたします。

 年度末を迎え、私たちの家族においても、高校を卒業して入試の真っ最中の上の子と、間もなく小学校の卒業と中学への入学を控えている下の子がいます。また、高齢となったそれぞれの家族の生活のことがあります。新しい年もまた、新しい課題がありそうです。

 人間は、生きている間、喜びや楽しみとか苦しみもあります。生きるということは、楽なことではありませんが、それでも尊いものであるように思います。それだけに、互いの命を尊重することが大切であるように思います。それでもなお越えることのできない壁もあるでしょうし、志半ばで命の生涯を終えてしまうということもあるだろうと思います。そんな時は、来世に望みをかけるという意味で信仰が一定の役割を果たすのかも知れません。

 命ある者、必ず死ぬということは自明のことですが、普段からそんなことを考える暇もなく過ごしていた自分に気がつきます。それで良いのかも知れませんし、悪いのかも知れません。考えてみると、「ピンピンコロリ」(病気もせず、ピンピンしていたのに、ぽっくりと死ぬこと)が理想だということが分かるようになりました。長生きしても、その分辛いことが多ければ、複雑な心境になるものです。それでもなお「良かった」と言えるような人生を送りたいものだと思うこの頃です。

 


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「命の糧」

2019年03月07日 | 聖書のお話

「命の糧」 ルカによる福音書 9章10~17節

 使徒たちは、大勢の群衆のために食事を用意することは不可能と考え、宣教を終える時間を夕方までと決めました。夕方になると、群衆を解散させるようにイエスさんに願い出ました。しかし、イエスさんは、「あなたがたが食べ物を与えなさい」と使徒たちに命じました。使徒たちは、もうここまでと自分たちの限界を決めていたので、イエスさんの命令に戸惑い、異を唱えました。

 イエスさんは、群衆をグループにして座らせ、賛美の祈りを唱え、5つのパンと2匹の魚を分けて使徒たちに配らせました。男だけで5千人ほどいた群衆ですが、食べて満腹になり、残ったパン屑を集めると12の籠に一杯になりました。奇跡が起こったと思考を止めることもできますが、それぞれが持参したパンが分かち合われたと想像できるのかも知れません。

 いずれにしても、使徒たちは配るのに疲れ果てたことでしょう。しかし、自分たちの考えた限界を越えた奉仕の業を終えた時、信仰とは頭だけのことではなく、命の糧であることを学ぶことができたに違いありません。5つのパンと2匹の魚の食事を通して、人間が生きるために食事を必要とするように、神さまとの絆である信仰が必要であることが教えられているように思います。

 


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政府が憲法違反

2019年03月05日 | 日記

 こういうのを、ろくでなしに人でなしと言うのですね。

 隠蔽と改ざんがまかり通っていただなんて、日本は国際的に信用されない国になってしまいました。漢字も読めない、嘘ばかり言っている人が最高責任者だと、政治を私物化し、こうも酷い状況になってしまうものなんですね、ママゴト政治です。

 沖縄県民の意思がどうであれ、基地建設を進めることを県民投票の前から決めていたなんて、人でなしですね。憲法には、基本的人権や個人の尊重、幸福追求が権利としてあると明記されています。沖縄県民の民意は、無視ですか。

 これをこのまま黙っていたら、今後は自分の住んでいる町や村で基地建設が行われるようになった場合、反対しても無視されるということです。そうなってから、沖縄の痛みを感じるようでは、人として悲しいと思いませんか。国民に痛みを強いるような政府は、憲法違反を犯していると思います。

 憲法には、公務員を選定したり罷免することは、国民固有の権利であると明記されています。憲法を守らない公務員は、罷免すべきだと思います。

 


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明日は礼拝です

2019年03月02日 | 礼拝のご案内

 明日3月3日(日)は、主日礼拝です。午前9時から教会学校、午前10時30分から礼拝があります。メッセージは、「命の糧」、讃美歌は「栄えの主イエスよ」、「ああ主は誰がため」、「十字架のもとに」です。礼拝後には、祈りの一時、ささやかな愛餐会があります。ご興味のある方は、どなたでもご参加ください。その後、3月の定例役員会を行います。

 明日の礼拝の中で、転入式を行います。この度、転勤で浜坂に来られた西宮教会員の方が浜坂教会に転入されることになりました。この自然の豊かな浜坂で、伸び伸びとした信仰生活を送って欲しいと願っています。

 


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