次は1985年9月の「埼京線開業記念入場券」です。埼京線開業を記念して赤羽－大宮間全駅の硬券入場券をセットにしたものです。戸田公園、武蔵浦和、与野本町以外はすべて小児券となっています。大人券の駅は快速停車駅ですね。
この入場券セットはきっぷの上に各駅のイメージ画の入ったアクリル板が入っており、さらに枠は木製という仕様になっています。新線開業にかける当時の国鉄東京北鉄道管理局の意気込みが感じられます。
当時はまだ小学生だったので埼京線沿線に行ったのではなく、東京・交通博物館外にあった記念きっぷ販売所で購入したと思います。国鉄時代は現地へ行かず、交通博物館に行けば記念きっぷを手に入れることができました。
国鉄時代に購入した記念きっぷが出てきたのでご紹介いたします。最初は「ステンレス電車勢ぞろい記念入場券」です。
1986年5月に上野駅で発売されたもので、当時新鋭の205系、211系、415系1500番台が出揃ったことを記念して発売されたものです。このときにはステンレス製電車3系列が揃うのは、国鉄では上野駅だけだったからだと思います。
通常の紙製のきっぷ3枚には、205系山手線、211系高崎線、415系1500番台常磐線の写真があしらわれた入場券になっています。山手線のみ小児券になっています。
そしてもう一枚はなんとステンレス製の入場券です。おそらく金属製のきっぷはこれだけだと思います。ただしきっぷとしては使用できず、裏面の券番号は0211番になっています。
