西藤原駅構内にはかつて活躍していたSLや電気機関車などが保存されています。SLの前面のナンバープレートはなぜか曲がっていました。意図的なものか、間違ってつけてしまったのか理由はわかりません。わずかな滞在時間で折り返し電車に乗って近鉄富田駅まで乗ります。近鉄富田駅が近づくにつれて乗客が多くなってきたので、それなりに需要はあるようです。
近鉄富田から近鉄電車に乗り、近鉄四日市へ。電車にはあべのハルカスグランドオープンのステッカーが貼られていました。名古屋で大阪のものを見るとちょっとびっくりします。まあ、近鉄なんであたりまえなんですが…。丁度お昼過ぎだったので駅近くのマクドで休憩がてら昼食。
昼食の後はもう一つの特殊狭軌鉄道である近鉄内部・八王子線に乗ります。まずは西日野へ。こちらの電車は一両毎にパステルカラーに塗られていました。しかしながら連結されている車両には、旧型電車らしい形をした車両もあったので、ちょっと違和感を感じました。
西日野駅にて。これを見ていただければ線路幅の狭さがおわかりいただけるかと思います。ちなみにATS地上子は線路の中に取り付けることが出来ないので、線路の外に付いているそうです。また枕木も規格外なのでコンクリート枕木は使えず、昔ながらの木の枕木を使用しています。
こちらは電車の車内です。先ほどの三岐鉄道の電車と比べるとその狭さがおわかりいただけるかと思います。また電車には冷房は付いていません。この日は夏日だったので停車中は暑かったです。電車の窓を開けて風を入れるというのも、久しく忘れていた感覚です。この電車に乗り日永駅へ戻ります。日永駅から今度は内部行き電車に乗り換え。電車を降りたら踏切の音がしてすぐに内部行きがやってきました。
内部駅には車庫があり、線路も多く敷かれています。折り返しの電車の発車までの時間で写真を撮ります。線路が油で汚れているのは吊り掛けモーター車が走る路線ではよく見られる光景です。枕木から香る松やにの臭いとともに独特の香りがします。この臭いがなんか電車に乗っていると言う気分にさせてくれます。小さい頃に乗っていた東京の地下鉄銀座線や丸ノ内線なども同じ臭いがしていました。折り返しの電車で近鉄四日市へ戻ります。