新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

おかげ年の伊勢へ~6

2014-09-14 20:38:25 | 旅行

賢島についてから宇治山田に戻って内宮に参拝しなければ行けません。1405発大阪難波ゆき特急の特急券を引き換えて、早いですがホームに入って列車に乗り込みます。その前にちょっとホームに停車していた特急電車を撮影。

こちらはただいま大人気の観光特急しまかぜ。1600発の大阪難波ゆきに充当される編成で、ホームに留め置きで折り返しを待っていました。外からじっくりと観察をしておきました。

伊勢志摩ライナーそろい踏みです。手前の赤い編成がこれから乗る大阪難波ゆき。真ん中の黄色い編成が名古屋行き。そして奥の赤い編成は京都行きの電車です。大阪、名古屋、京都の行先が一度に見れる賢島駅です。丁度昼過ぎで観光の帰りにはいい時間ですね。1405発の特急に乗って宇治山田駅へ戻ります。
宇治山田駅へ戻りバスで内宮へいきますが、ちょうど午前中に乗った電気バスがやって来ました。久野節設計の重厚な近鉄宇治山田駅駅舎をバックに最新の電気バスがやってきます。このバスに乗って内宮前へ。この時間から行く人はいないのかガラガラでした。

しかし、到着した内宮は観光バスの団体なので混雑していました。
内宮は皇大神宮といい、天照大神が祭神です。玉砂利の参道を歩き、新装なった社殿に行くと、階段下にはカメラクルーがいました。あまり詳しくないのでよくわかりませんでしたが何かの撮影をしていたようです。内宮の参拝を終えてお守りを頂いて帰ろうとすると、黒雲が空を覆い尽くし、雷鳴も轟いていました。雨が降ってはたまらんと思い、赤福餅も食べずにバスに乗り込みます。大混雑のバスに乗って近鉄宇治山田駅へ向かうと雨が降り出しました。そして宇治山田駅へ入ると激しい雷鳴が。
とりあえず荷物を取り出して名古屋行き急行に乗ろうとホームへ上がると稲光とともに激しい雷鳴。近くに落ちたようです。そして激しい雨が降ってきました。急行に乗り込み一息ついていると、稲光が近くに見えたかと思うと激しい雷鳴。そして激しくなる雨。不安になりますが、電車は雷鳴と激雨をついて走ります。明野辺りではまさにバケツをひっくり返したような雨で車窓の道路にも雨水が叩き付けている様子が分かります。そんな中本日のお宿のある松阪が近づくと雨は小康状態になってきました。松阪で降りて、コンビニで食料を買い込んでホテルにチェックインします。晴れていれば松阪城まで散歩しようかなと考えていましたが、この雨では無理なので、ホテルの部屋でのんびりと過ごします。
後でわかったことですが、その後近鉄もJR参宮線も大雨で運転を見合わせていたらしく、のんびり赤福餅なぞを賞味していたらそれこそ大変なことになっていました。 


おかげ年の伊勢へ~5

2014-09-14 20:15:30 | 旅行

伊勢市駅の待合室でしばし涼んでから列車の入線を待ちます。

こちらが今回乗る観光列車つどいです。この電車に使われているのは2013系と呼ばれる車両で、元は名古屋線の通勤電車2000系車両です。4つドアロングシートの電車ですが、種車となった2107編成に改造でトイレがつけられていたことから白羽の矢が立てられて改造されました。ちなみに改造種車と同型車はこちらの記事の写真をご参照ください。

この観光列車つどいは伊勢市ー賢島間に1日2往復、主に土日を中心に走っています。停車駅は伊勢市、宇治山田、五十鈴川、鳥羽、鵜方、賢島です。一般に乗れる列車ですが、乗車には300円の観光列車券が必要で、駅の特急券売り場で発売しています。なお時刻表に掲載されていない電車で、旅客案内は貸切列車になっていました。

車内の座席はすべて窓を向いており、ロングシートを撤去した部分にテーブルが備え付けられています。ちなみに窓が2連で並んでいる部分は元からあった窓で、その間の窓の部分はもと乗降口です。この車両では連結面よりのドアを残して埋められています。荷物棚も元からあった部分のみつけられています。座席は指定されていないので、皆さん思い思いの場所に座っていました。

座席は赤系のモケットが使われており、柄には伊勢志摩らしく魚介類がアレンジされています。

そして床に敷かれたカーペットにも伊勢エビの柄があしらわれていました。

1号車の運転席よりの客室は仕切られており、乗降用ドアのあった場所はこのようになっています。そしてスリット部分は空いており、外から風が入るようになっています。走行中は風ばかりでなく、電車の走行音も入ってくる鉄にはたまらん場所になっています。ただしこの日は暑かったので、この部分だけ冷房がかかっておらず、写真だけ撮って退散しました。

外から見るとこんな感じです。この場所のドアは残されており、雨天や荒天時にはドアを閉めて運行することも出来ます。

外装は伊勢志摩のラッピングが施されており、中にはこんな美味しそうなものも。伊勢志摩と言えばやっぱり伊勢エビとアワビですよね。そして真ん中のキャラクターはあおさくんという志摩のゆるキャラだそうです。
特急並みの停車駅で車窓もたっぷりと堪能し、あっという間に終点の賢島駅に到着しました。 


おかげ年の伊勢へ~4

2014-09-14 19:58:24 | 旅行

外宮参拝を終え、せんぐう館も見学してから伊勢市駅へのびる参道を歩きます。照りつける太陽はまだ夏の陽射しなので、暑く歩くと汗が出てきます。ゆっくり歩いて伊勢市駅前に出るとこんなバスが停車していました。

神都バスというバスで、かつて伊勢市駅前から外宮前を経由し、内宮前、二見、朝熊山へ三重交通神都線という路面電車が走っていました。しかしバスの台頭や、1959年の伊勢湾台風で甚大な被害を受け、その復旧費がかさみ赤字となり1961年に廃止されてしまいました。そこで走っていた電車をモチーフにバスに再現したのがこの神都バスです。乗降用ドアや窓などはもちろんのこと、床下機器や屋根上のポールまで再現しているこだわりようです。式年遷宮の2013年から運行を開始し、伊勢市駅と外宮前、内宮前を結んでいます。このバスは普通運賃420円のほかに290円の特別料金がかかります。フリーきっぷ等でも特別料金はとられます。

伊勢市駅はJR東海と近鉄の共同使用駅で、外宮に面している南口はJR東海が管理していますが、近鉄の特急券売り場も設置されています。式年遷宮を機にリニューアルされていました。また駅前広場も整備されて、バス乗り場の屋根には木材が使用されていて、まだ木の香りが残っていました。JRの駅員にきっぷを見せて近鉄ホームへ向かいます。