
浅草駅からおよそ1時間50分ほどの道のりで0918に東武日光駅に到着。ホームを移動して日光詣スペーシアの撮影をしていたら、乗客はみな改札を出てしまったようでがらーんとしていました。

改札を出てから、小判型の世界遺産めぐり手形を買って、世界遺産めぐりバスに乗ります。普段は日光山内を周回運行しているのですが、今日は混雑が予想されるので、駅から二荒山神社までの往復運行になっていました。西参道で下車して、表参道まで歩いて、日光東照宮の正面へ出ます。

東照宮の石碑を撮っていると、うまい具合に葵の御紋に太陽の光が当たり、葵の御紋が輝いて見えました。ここから江戸のテーマパークを楽しみましょう。

入り口の鳥居へ向かって石垣と階段があります。この階段は奥に行くほど狭くなっており、人間の錯覚を利用して長く見せるようになっています。その奥の石鳥居は福岡藩主黒田筑前守長政公寄進のもので、遠く九州から運ばれてきました。

鳥居をくぐると左手に五重塔。1650年に小浜藩主酒井讃岐守忠勝公が寄進したもので、現在のは2代目。1818年に小浜藩十代藩主酒井忠進公が再建したものです。神社に五重塔は珍しく、厳島神社、羽黒山出羽神社とここの3社のみだとか。この五重塔は心柱が吊られており、地面とは接触していません。この構造は耐震性に優れているらしく、東京スカイツリーの免震機構に大きな影響を及ぼしています。その心柱が見られるように特別公開されていました。

柵の中に入ることができるので、普段は見られない初重の軒にある十二支の干支の彫刻も見ることができます。写真は2017年の干支の酉です。五重塔を見学して東照宮の中へと入って行きます。