新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

富山の休日〜5

2022-05-12 20:29:43 | 旅行

富山に戻ってから富山市内のマンホールカード巡りに富山市内軌道線に乗って行きます。配布先が市内電車で行けば近い場所にあるので、2017年に買ったICカードpasscaを使って電車に乗ることにします。ちなみにpasscaは富山ライトレール時代に発行していたICカードで、現在は富山地方鉄道に統合されたので地鉄のICカードecomycaが発行されています。もちろんいまでもpasscaはecomycaと同様に使えます。まずは南北の路線が繋がった富山駅前から富山港線岩瀬浜行きの電車に乗って岩瀬浜へ。
岩瀬浜駅にほど近い岩瀬カナル会館へ行ってマイホールカードをいただき、駅へ戻ります。電車に乗る前に駅近くにあるマンホールの実蓋を見に行きます。

こちらが岩瀬浜駅前に設置されているマンホール。絵柄の中にひらがなが隠れているのわかりますか?
岩瀬浜からグランドプラザ前方面環状線に乗ります。市内電車とはいえ小1時間は乗っていました。さすがに市内電車に小1時間も乗るのは飽きてきます。

グランドプラザ前で下車してここからは徒歩でめぐります。まずは富山市ガラス美術館と富山市立図書館、富山第一銀行本店の入るTOYAMAキラリへ。TOYAMAキラリからは富山大和の角を曲がって富山城址公園へ。

富山城は富山藩10万石の城で加賀藩の支藩です。お殿様も加賀前田家の親戚筋です。現在の富山城の原型は戦国時代に佐々成政が築城したものを原型としており、富山藩前田家になっても改修して使用していたようです。明治以後富山城は建物が解体されたり堀が埋められたりし、さらには富山県庁があったりしてお城の跡はほとんど残らなかったのですが、戦後になって天守閣風の富山市郷土博物館が城跡に建てられたり、平成になってから石垣が積まれたりして城らしい雰囲気を保っています。

こちらは移築された富山城唯一の遺構である千歳御殿の門。三間薬医門と呼ばれる格式の高い門で同形式の門は、東大赤門(旧加賀藩前田家上屋敷御守殿門)だけが現存しています。

その脇に続く石垣は平成になって築かれた石垣。富山城に本来使われている石が使われているそうです。

こちらは富山市郷土博物館の建物。お城を模していますが本来の富山城にあったものではありません。しかし建築から60年以上経過するとそれが風景となってしまうもので、この富山市郷土博物館は2004年に国登録有形文化財に指定されています。

この富山市郷土博物館は元からあった富山城の石垣の上に建設されており、その場所は本丸から二の丸へと通じる本丸大手門の位置になります。歩いてみると枡形門の形状を残していました。ここに櫓門でもあればよかったのですが、実際の富山城では櫓門は二の丸櫓門だけだったようです。

お城跡の脇の歩道にチューリップが咲いていました。そういえば富山県の砺波市ではチューリップフェアが開催されている頃でした。

富山城から大手筋へでて環状線の軌道に沿って歩き、富山市民プラザでマンホールカード巡りは打ち切り。市民プラザからほど近い大手モール電停から市内電車の環状線に乗って、お宿へ戻ることにします。電鉄富山駅・エスタ前電停で下りれば近いですが、一つ手前の地鉄ビル前電停で下車して歩いて戻ります。
部屋へ戻ってちょっと休憩をしてから、富山駅前に新しくできた商業施設マルート富山へ。ぐるっと見て回り、魚屋さんでお寿司と刺身を購入、さらに入善唐揚げのお店で唐揚げを買ってホテルに戻って夕食とします。さすがは富山。魚屋さんのお寿司でも美味しくいただけました。