安房鴨川駅に到着して外房線千葉ゆきに乗り換え。お昼時なので一旦駅を出て昼ご飯を調達。あてにしていた駅中コンビニは休業中でしたが、いつの間にか駅前にできていたコンビニでおにぎりを買うことができました。
お昼を買って戻り、外房線千葉ゆきに乗車します。発車まで時間があったのでお昼を食べてしまいます。時節柄窓が開いており、発車すると電車の音がダイレクトに入ってきます。トンネルに入るたびに轟音が響きます。子供の頃の夏休みにこの外房線で乗っていた113系非冷房車はこんな感じだったなあと思い出しました。
そんな騒音の中でも不思議と寝れてしまうもので、気がつけば浪花駅に着いていました。次の大原駅で下車します。
大原駅からはいすみ鉄道に乗ります。時間があったのですが、待つほどなく折り返し列車が到着したのできっぷを買って乗り込みます。
前社長こだわりの国鉄っぽい車内です。誰も乗っていませんでした。ボックスシートに座って冷たいものを飲みつつ発車を待ちます。
今回利用したのはいすみ鉄道と小湊鉄道に乗車できる「房総横断乗車券」。大原から五井まで片道の切符ですが、戻らなければ途中下車も可能という乗車券です。小湊鉄道五井駅からも発売されています。
大原を発車するときには二組ほど乗車してきましたが、先行き不安になるぐらいの乗車率。それでも大多喜から観光客らしい乗客が乗ってきたのは救いでしょうか。里山風景を眺めながらのんびりと過ごします。窓も開くので、ちょっとだけ窓を開けてディーゼルカーの走りを楽しみます。
大多喜を出ると夷隅川を渡ります。この橋梁はいすみ鉄道でも有名な撮影スポット。背景に大多喜城の模擬天守が見られるスポットです。終点上総中野までほとんど乗り降りのないままに到着。
乗っていた乗客全てが、反対側のホームに停車していた小湊鉄道五井行きに乗り換え。こちらもトイレに行ってから乗車します。
一応クーラーもついていますが、時節柄稼働している気配はなく窓があちこちで開いています。列車が動き出すと風と共にディーゼルカーの走行音が入ってきます。
座ったのは乗務員室脇の席ですが、窓が半分開いています。真下は台車なのでガタンゴトンとレールを刻む音と、コイルばね台車の揺れがダイレクトに伝わってきます。非冷房の国鉄気動車や電車の乗り心地はこんなんだったなあと思いつつ、列車の揺れに身を任せます。
この小湊鉄道キハ200形は国鉄キハ20系気動車をベースにして作られた車両で、現存する数少ないDMH17系エンジンを搭載している車両で、独特のアイドル音や起動時の激しい唸りなどが体感できる数少ない車両でもあります。窓が開いているのでエンジン音も堪能でき、車窓を眺めながら音も楽しみました。上総中野から1時間半ほどで五井に到着。終点五井まで行き違いのない列車でした。
五井駅構内の車庫には先ごろ搬入された元JR東日本只見線用のキハ40形が留置されていました。内装などをそのまま使うとなれば小湊鉄道では久々のボックスシート装備の気動車になりそうです。
五井から内房線と京葉線を乗り継いで帰ります。途中、海浜幕張あたりで下車して夕食でも食べようかと思いましたが、時節柄どうかと思い、舞浜まで乗って帰宅しました。
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