新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

高輪ゲートウェイ駅

2020-03-15 20:08:13 | 鉄道
昨日3月14日に山手線30番目の駅として高輪ゲートウェイ駅が、田町ー品川間に開業しました。
この駅のあったところは我々40代世代には懐かしい、品川客車区・東京機関区・田町電車区(田町車両センター)があった場所です。この界隈を通過するときには必ず車両の留置されている方の車窓を見て、九州・中国・四国地方へ向かうブルートレイン群や牽引機関車、さらには東海道線で使用される113系、211系、185系などの電車を見るのが楽しみでした。

東京駅から山手線外回り電車に乗って向かいます。田町を発車すると「次は高輪ゲートウェイ」の表示が液晶画面に表示されます。

高輪ゲートウェイ駅で下車すると早朝だというのにすでに鉄の姿が。新型コロナの影響でガラーンとしている街中とは違い、人々が行き交うある意味異様な光景です。早速駅名標を撮ってから改札口へ。

高輪ゲートウェイ駅は橋上駅舎のスタイルをとっており、吹き抜けの空間もあるので、下を走る山手線や京浜東北線の電車が見られます。ガラス張りになっているので安心して下を見れます。あちこち見て回ろうかと思いましたが、人が多いのとこのあとのことを考えてすぐに改札を出ます。

物議を醸し出した高輪ゲートウェイ駅の駅名標。JRの駅で明朝体を使っているのはこの駅だけです。ちょっと心もとない感じかなとも思いました。

駅のデザインは新国立競技場も設計した建築家の隈研吾氏。テント状に設計された屋根を支える木材には東北の木材が使われているそうです。

こちらは入り口から。朝の7時過ぎですが、券売機のきっぷを求める行列ができており、この時は60分待ちでした。雨や雪の降る中最大で210分待ちになったそうで、初日のきっぷを求める鉄の情熱には頭が下がります。

駅からちょっと離れた場所では開駅記念のスタンプの押印をしていました。こちらはまだ朝早い時間ともあって並んでいる人もなくスムーズに押すことができました。スタンプを押してから歩いて都営浅草線泉岳寺駅へ向かい、京急線の改称駅巡りへ向かいました。

初日のきっぷを求める鉄には頭が下がります…と先ほど書きましたが、私も一応初日のきっぷを買いました。とはいえ現地の混雑は想像に難くないと思っていたので、ちょっと趣向をこらして本邦初の鉄道駅である新橋駅と、山手線最古の駅品川駅からの乗車券です。指定券券売機で乗車券を買うと短距離でも駅名が表示されます。ちなみに品川駅と新橋駅は1872年10月14日に正式に開業していますが、品川駅は6月12日に仮開業しているので、最古の駅となります。今回開業した高輪ゲートウェイ駅も暫定開業のようですので、品川駅との因縁を感じます。

ところで、この日Suicaで乗り降りをしているのですが、京急線も回って戻ってきた品川駅で履歴印字をすると、画像のような結果になりました。この日は地下鉄で浦安から新橋まで乗り、新橋から高輪ゲートウェイ駅へ行ったのですが、開業初日にもかかわらずデーターが配信されていないらしく高輪ゲートウェイ駅の表示が、----表示になっています。同じ日に6駅の改称をした京急は全ての駅名が切り替わって、ちゃんと印字されていることから、JRのミスというか怠慢としか言いようがありません。おそらく初日ということで、高輪ゲートウェイ駅で乗降したICカードの履歴を残したい人もいたでしょうに、これではがっかりです。


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