東海道線に乗り横浜まで、さらに根岸線電車に乗り換えて着いたのは桜木町駅。
この桜木町駅が初代の横浜駅です。開業当初は横浜の外国人居留地や横浜港に向いていたのですが、後に東海道線を延伸してゆく過程で横浜を通る列車がスイッチバックになり不便ということで、現在地に横浜駅が設置され、こちらは桜木町駅として一支線の駅となりました。現在は根岸線に組み込まれた電車駅になっています。
高架線の駅でかつては山側に駅舎がありましたが、1989年の横浜博覧会を機に改装されています。ファサード部分には初代横浜駅を印象づけるような装飾が施されています。構内には鉄道博物館所蔵の写真などによる桜木町駅の歴史展示が施されています。
横浜・品川・東京方面行きホームの乗車位置目標にはSLをモチーフにしたものが埋め込まれています。
横浜に着いてからすぐに東京へ引き返したのですが、せっかくなので崎陽軒のシウマイを夕ご飯のおかずに買って帰りました。
開業当時、新橋ー横浜間は品川・川崎・鶴見・神奈川停車で54分かかっていました。現在は京浜東北線の各駅停車の電車でも37分。東海道線と京浜東北線を乗り継いでも30分で到着します。
本日10月14日は鉄道の日。1872年の今日、新橋から横浜まで本邦初の鉄道が開業しました。今年は140年目を迎えます。そこで新橋から横浜で電車に乗ってみました。
まずは新橋駅から電車に乗る前に、汐留に向かいます。本邦初の鉄道は現在の汐留シオサイト地区にあった旧新橋停車場に発着していました。後に東京駅が出来た時に汐留貨物駅になり、国鉄分割民営化まで存在していました。国鉄分割民営化ののち広大な土地は売却され、シオサイトとなりました。再開発前に発掘調査が行われ、開業時のホームと駅舎の土台が発見され話題となりました。そして駅舎部分の土台は埋め戻され、その上に復元された旧新橋停車場が建てられています。また駅舎の後ろには復元されたホームと0マイル標識も保存されています。
新橋駅烏森口には「汽笛一声新橋を…」の鉄道唱歌の碑が建てられています。鉄道開業85周年の時に建てられていたそうです。この碑の建っている場所には新交通ゆりかもめへの入り口がありますが、行き交う人々もほとんど足を止めない碑です。
烏森口改札を入って東海道線ホームへ向かうと、地下の横須賀線ホームへの通路があり、その階段上にはステンドグラスが飾られています。このステンドグラスは1971年の横須賀線地下駅開業記念に作られた「くじゃくの窓」という作品で、創業時の1号蒸気機関車と国鉄最後の新製蒸気機関車であるE10型タンク式蒸気機関車の動輪があしらわれています。
それでは電車に乗って横浜を目指しましょう。開業当時の横浜駅は現在の桜木町駅にあたり、新橋駅からは京浜東北線電車だと乗り換えなしですが、日中の京浜東北線は快速運転を行い新橋駅には停車しません。そこで横浜まで東海道線に乗ります。
サントリーの炭酸果汁飲料「オランジーナ」のキャンペーンで、エールフランスの旅客機のミニチュアがついています。先日の大阪の帰り道、阪急梅田駅のアズナスで見つけて思わず買ってしまいました。帰京後にコンビニを探しましたが近所にはなく、会社最寄り駅前のコンビニで見つけて全種類制覇しました。
機種は
ボーイングB747-400
ボーイングB777-200ER
ボーイングB727-200
エアバスA340-300
エアバスA380-800
コンコルド
の6機種です。
なかなか渋い選択だなあ…と思っていましたが、よくよく考えてみたら上の5機種はパリー東京線に投入されているか、過去にされた機種、コンコルドもかつて5回日本に飛来(羽田3回、長崎・関西各1回)しているので、日本におなじみの機種ということですね。ちなみに現在の東京線はB777-200ER,A380-800,A340-300の3機種が主力機材となっています。
10/14~日曜夜9時にフジ系列で「TOKYOエアポート~東京空港管制保安部」というドラマが始まります。
東京国際空港の空港管制官にスポットを当てたドラマで、新人管制官(深田恭子)が着任するところから物語が始まります。
このドラマには国土交通省東京空港事務所やJAL・ANAも協力をしており、管制官の指示に従って飛行機が動く様もきちんと再現されているとか。 また素人には難しい管制官とパイロットとの交信も訳さず、そのまま再現されているとか。
どんなドラマになるのか判りませんが、楽しみではあります。
ちなみに羽田空港の管制塔では、
東京デリバリー:あらかじめ提出された飛行計画を承認する管制席。
東京グランド:スポットから滑走路手前までの地上走行する航空機を誘導する管制席。
東京タワー:羽田空港の滑走路に関わる航空機を管制。離陸、着陸の指示を出す管制席。
東京ディパーチャ:羽田および成田空港から離陸した航空機をレーダーにより航空路へ誘導する管制席。
東京アプローチ:羽田および成田空港の空域へ進入する航空機を整理して、滑走路上へ誘導する管制席。
の5部署があり、いわゆる管制塔の一番上で業務をしているのがグランドとタワーです。ディパーチャとアプローチはその下にあるレーダー室で業務をしています。
そして、エアバンドと呼ばれる、飛行機と管制塔のやり取りを聴くのを楽しむ趣味で、聴いていて一番面白いのがタワーとアプローチ。空港で目の前の飛行機を見ながら聴くと楽しいのがグランドです。
11時45分頃に搭乗案内がかかり、いよいよ機内へと入ります。
座席指定の段階から判っていましたが、見事に翼の上。しかしB787独特の翼の形状をじっくりと観察することが出来ます。シュッと持ち上がった翼端も機内から見ると印象が違います。
B787の窓にはシェードがありません。そのかわり窓下にはこのようなボタンがあります。このボタンを黒い方へ押してゆくと…
窓の色が変わって、窓からの太陽光が遮られるようになります。そして窓からの景色もちゃんと見ることが出来ます。上空でも試してみましたが、かなり太陽光を遮ってくれました。これなら窓際のカーテン攻防も一発で解決です。
機内照明は間接式のLED照明を使用しています。天井を照らす色はブルーでしたが、羽田空港に着陸して誘導路をターミナルへ向かっている間に、レインボーカラーの照明にしていました。残念ながらその時の模様は電子機器使用不可の時間帯なのでお見せることが出来ません。搭乗の際のお楽しみにしておいてください。
離陸して水平飛行に移るとモニターが出てきますが、国内線仕様機の普通席は残念ながら中央の天井にのみ搭載されているようです。暫定国内線仕様機や国際線仕様機、国内線プレミアムクラスには個人モニターがついているようです。
機内環境は今までの飛行機と違いエンジン音が小さく、むしろ風切り音や、フラップやランディングギアを動かす時のモーター音の方が大きいくらいでした。また機内与圧も一定に保たれており、上昇時や降下時に起きる気圧変化で耳が痛くなることも全くありませんでした。羽田までのフライトは降下時に揺れましたが、その他はほとんど揺れもなく快適なフライトとなりました。