新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

富山の休日〜3

2022-05-05 08:51:00 | 旅行

朝ごはんを食べて支度をして7時過ぎにホテルを出ます。先ほどとは違い富山駅前には、東京都交通局のバスのかつての塗装を逆にしたような、富山地方鉄道のバスがバスターミナルにいました。本日は列車を乗りつつ富山のマンホールカード巡りをします。

あいの風とやま鉄道の改札口を通り、富山0724発のあいの風とやま鉄道・IRいしかわ鉄道直通金沢ゆき普通列車に乗車。IRいしかわ鉄道所属の電車でした。朝の時間なので4両編成ですが、土曜日なので電車はガラガラ。クロスシートに座りのんびりと車窓を眺めて過ごします。高岡に0741着。乗り換えの氷見線は0807発と少々時間があるので一度駅の外へ出ます。

高岡といえば藤子・F・不二雄先生の出身地。高岡の駅前にはドラえもんの散歩道や、市内を走る万葉線にはドラえもんトラムも走っています。駅前のデッキに出るとそのドラえもんトラムが発車してゆきました。

その万葉線の待合室内には地元高岡の名産である高岡銅器で作られたドラえもんポストがあります。このドラえもんポストにハガキを投函すると、ドラえもんの消印を押印して配達してくれます。ドラえもんポストを見て再び駅へ戻り、氷見線の列車に乗ります。

0807発の氷見線氷見ゆきはキハ40系の3両編成。高校生がかなり乗っていますが、混雑するというほどでもなく、ボックスシートに座ることができました。しかし、その高校生は次の越中中川駅で下車。駅近くには高岡高校、高岡工芸高校があるので、その生徒さんたちでしょうか。あいの風とやま鉄道線沿線からだと1駅だけJRに乗るというのは定期代も高くつくのではないかと思ってしまいます。
高校生たちが降りてしまうと乗客はいなくなり車内にエンジン音と走行音だけが響きます。越中国分を出ると列車は海岸沿いに走ります。

雨晴海岸あたりは海越しの立山連峰で有名な場所ですが、朝の富山市内から見えた立山連峰は残念ながら見えず、雨晴海岸でこちらも有名な女岩を眺める程度になってしまいました。

終点の氷見には0841着。ここまで使用した舞浜から氷見までの乗車券を記念にもらって改札を出ます。お目当のマンホールカードを配布している観光案内所は9時オープンなので、市内を散策することにします。0930発の高岡行きに乗る予定なので時間と相談しながらの散策になりそうです。

氷見市といえば先日お亡くなりになられた藤子不二雄A先生の出生地。氷見の古刹、光禅寺に生まれた藤子不二雄Aこと安孫子素雄氏は、小学生の頃に親の都合で高岡市に転居。そこで藤子・F・不二雄こと藤本弘氏と出会い、のちに藤子不二雄として漫画家デビューをします。ゆかりの氷見市には藤子不二雄A氏の漫画キャラクターがあちこちにあり、案内表示にも使われていました。

こちらは駅前の怪物くん。駅から国道415号線へ延びる通りは「怪物くんストリート」と名付けられ、怪物くんの主要キャラ(怪物くん・オオカミ男・ドラキュラ・フランケン)の像が設置されています。そして国道415号線の通りをテクテク歩いて行くと、まんがロードとなり様々なキャラクターが登場します。

私の名前は喪黒福造。あなたのココロの隙間、お埋めいたします。ホッーホッホッホッ。

こちらは忍者ハットリくんのご当地ポストでござるよ。ニンニン。
このほかにもプロゴルファー猿などもいるようですが、時間の都合上ここで折り返し。

すぐそばを流れる湊川には忍者ハットリくんからくり時計があり、ちょうど9時になって動き始めたので、見ておきます。からくり時計を見てから来た道を戻って駅へ。

氷見駅へ戻り観光案内所でマンホールカードをいただいて0930発の高岡行きに乗って次の場所を目指します。

富山の休日〜2

2022-05-04 08:32:00 | 旅行
4/23、早朝5時。窓の外を見ると曇ってはいますが山並みが見えたので、そそくさと着替えて朝の街へと出ます。

あいの風とやま鉄道の始発電車が発車したばかりの富山駅前は、ガラーンとしていました。新幹線ホームに停車しているのは昨晩の最終電車で金沢からやってきた電車でしょうか。ホーム滞泊をして金沢行きの始発のつるぎ号になる電車だと思われます。富山駅の中を通り抜けて富山駅北口へ。

と、その前に富山駅南口にはこのような撮影スポットがあります。この撮影枠は富山城址公園の他、富山市内に数カ所あるようで記念撮影にはもってこいの場所になっています。

富山駅北口から富岩運河環水公園に向かう途中、ビルの谷間から立山連峰の姿が見えます。

こちらは富岩運河環水公園にあるオブジェ。近くに富山県立美術館があるので、その美術館の展示物の一部のようです。照明設備があるので夜になるとライトアップされる様子。暗い中で見るとちょっと怖そうです。

富山市街地と富山湾沿いの岩瀬港を結ぶ富岩運河の船だまりに整備されたのが富岩運河環水公園。市民の憩いの場ともなっているこの公園。早朝ながらも散歩やジョギングをしている人がいました。

運河にかかる天門橋に登って見ると朝焼けの空に立山連峰が見えました。肉眼だと綺麗に見えたのですが、写真に撮るとどうもぼやけて見えます。

こちらが富岩運河環水公園のシンボルでもある天門橋。両側の鋼トラス橋が中央の鋼単純非合成箱桁橋にヒンジで接続されている…と2017年11月の記事でご紹介しています。前回とほぼ同じアングルで撮影していますが、今回は橋のアーチの下にわずかに立山連峰が見えています。

この天門橋の下からは富岩運河をめぐるクルーズ船も出ており、岩瀬浜まで行くことができ、富山市内軌道線の富山港線と組み合わせて周遊することもできます。

富岩運河環水公園から駅へ戻ってくると、駅近くの公園に9600形蒸気機関車が保存されていました。この9600形9628号機は富山機関区に所属して、富山操車場で入れ換え機関車として活躍していた機関車で、廃車後は富山城址公園に保存されていたのですが、こちらの公園に移設されてきたようです。この辺りはかつて富山駅の構内で客車区も置かれていたので、保存先にはもってこいの場所ですね。

6時を回って動き出した富山市内軌道線の電車を見てホテルへ戻ります。朝ごはんをコンビニで買ってから部屋へ戻って支度をします。
 

富山の休日〜1

2022-05-03 20:00:04 | 旅行

4月の週末に富山で休日を過ごしました。

4/22の仕事終わりに東京駅へ向かい、北陸新幹線に乗ります。週末の東京駅は以前の様に混雑していました。売店なども混んでいたので一度改札を出て夕ご飯を調達して戻りますが、きっぷを取るのを忘れてしまい、自動改札機に飲み込まれてしまいました。改札口の駅員さんに言って回収してもらいましたが,注意力散漫になっている様なので気を引き締め直します。
1924発金沢ゆかかがやき517号に乗車。折り返し列車の整備で待たされ乗車できたのは発車3分前。慌ただしく乗り込んで席に着くとすぐに発車する感じでした。

乗車したのはJR西日本所有のW7系電車。車内チャイムが北陸ロマンのメロディーの編成です。

慌ただしい発車でしたが、乗車するまでには時間があったので東京駅の風景を撮ったりしていました。

乗車してから混まないうちに夕食を済ませておこうと思い、早速お弁当を広げます。これから向かう富山の名産白えびを使った白えび天丼です。

2017年に立山黒部アルペンルート縦走の際にホテル立山のレストランで白えび天丼をいただいたことがありますが、美味しかったので買って見た次第。天ぷらになった白えびのサクサク感と甘めの天丼つゆが相まって、お弁当でも美味しくいただくことができました。
大宮までに夕食を済ませてしまいます。大宮を出ると長野まで止まらず乗ってくる人もいないと思われ、空席の隣席を使ってのびのび過ごします。いわゆる積ん読状態の本を何冊かもってきているので道中はそれを読んだり、ちょっと寝たりして過ごします。

東京から1時間ほどの2045に長野に到着。ここで軽井沢から各駅停車のはくたか575号と接続。通過する各駅や長野で降りるお客さんを降ろして発車します。はくたか号の自由席はほとんど乗客が乗っていない感じでした。長野で降りてしまったのでしょうか。

東京から約2時間、長野からも1時間ちょっとで富山に2133着。乗車していた半数近くの人が富山で降りたようです。東京駅でのこともあるので、降りる前に忘れ物がないかいつも以上にチェックをして下車。発車を見送ってから改札口で特急券を記念にもらって駅近くの本日の宿へ。

富山では路面電車が走っており、駅前の道を歩いているとポートラムがやってきました。路面電車をとってコンビニで飲み物を買って2日間お世話になるホテルにチェックインして旅装を解きます。すぐそばを走る路面電車の音が部屋まで聞こえてきますがあまり気にならず、汗を流して寝ることにします。