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こーじ苑
緒方孝市の引退に思う
広島・緒方が現役引退へ=走攻守そろった外野手-プロ野球(時事通信) - goo ニュース
今日カープの緒方孝市が今シーズン限りで引退というニュースが入ってきた。
緒方といえば打てて走れて守れてという三拍子揃った好選手で、 90年代
半ばの和製ビッグレッドマシーンのメンバーの1人というイメージが強い。
実は緒方には我々の間で ちょっとしたエピソードがある。
70年代後半に‘ヤマモトコージ’といえばミスター赤ヘル・山本浩二の事を
指していたが、ジャイアンツにも後に千葉の監督になった山本功児がいた。
そこでカープファンはジャイアンツ戦で山本功児が登場すると‘ニセ・コージ!’と野次っていたらしい。
確かに知名度は断然ミスター赤ヘルだから広島ファンの言わんとする事は
分かる。
時は流れて今から20年前の89年にジャイアンツの1番でデビューしたのが
熊本工から入団した緒方耕一。
90年には1番としてレギュラーに定着し90年と93年に盗塁王になるなど
ジャイアンツの看板選手の1人になっていた。
ちょうど その頃カープの緒方は代走や守備固めでの出場が多かったので、ジャイアンツファンの友人はカープの緒方を山本功児の時の仇とばかりに
‘ニセ・オガタ!’と野次っていたらしい。
ところがジャイアンツの緒方が90年の日本シリーズでアキレス腱を痛め、
それがたたってアキレス腱通や腰痛に悩まされて出場機会を減らしたのに
対しカープの緒方は95年に3割を打って一気にブレイク。
95年から3年連続で盗塁王になるなどカープの看板選手の1人になった
ので、ジャイアンツファンの友人は‘最初はカープの緒方をニセ・オガタと
野次っていたけど、ここまでなったらジャイアンツの緒方の方がニセ・オガタ
やないか’とボヤいていた。
余談ながらジャイアンツの緒方耕一の背番号は山本功児同様44である。
‘ジャイアンツの背番号44はニセモノの番号という事か・・・・’と笑った事が
あった。
それぐらいカープの緒方はジャイアンツの緒方を霞ませるぐらい凄い
選手に成長していた。
94年までは代走&守備固め選手というイメージだったのが、前記した
ように盗塁王になるし右方向にも長打が打ててHRも打てる。
更に95年以降3割を打ったのが6度とスピードとパワーを兼ね備えた文字
通り凄い選手だった。
どうしても日本野球界はスモールならぬミニマムベースボールを標榜する
ケースが多いので、若手の三拍子揃った選手といえば走れて守れるけど
非力というパターンが多い。
引退後はコーチに就任するらしいが、自らと同じホンモノの三拍子揃った
選手を どんどん育てて欲しいものだ。
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21世紀の野球にとっては正に緒方選手のような本当の意味での三拍子を備えた、パワーのある選手が不可欠になります。絶対に。
個性的な選手を育てる指導者になってもらいたいですね。
・・・ニセコージ、居たなァ・・・
ニセの三拍子選手が多い中、本物でしたからね。
緒方のような選手こそ21世紀に必要な選手でしょう。
今のカープにすら続く者がいないのが残念です。