息子達が‘ハカ’を初めて見て1年

　1年前の今日10月31日はジャイアンツとファイターズの日本シリーズの裏
番組でラグビーのブレディスローカップ：ニュージーランド・オールブラックス
対オーストラリア・ワラビーズの試合が東京の国立競技場で行われていた。

　この試合を中継していたのがWOWOWで日本シリーズとチャンネルを切り
替えながら見ていて、久しぶりにライブで見る世界のトップレベルのラグ
ビーを堪能した。

　最終的にニュージーランドがオーストラリアに32－19で勝ったのだが、それ
と同時にニュージーランドが試合前に行う‘ハカ’という儀式を見る事ができ
て感激したものだった。

　日本シリーズが始まる頃にはお客さんも来ないので店でゆっくり見ようと
したら、息子達が店に来て‘何を見よるの’と聞くので おりしも試合前のセレ
モニーが始まっていたので‘これよぉ～く見とけ’と言った。

　そして両国の国家吹奏が終わって おもむろにニュージーランドのメン
バーが‘ハカ’を始めたのだが、それを見た息子達は大喜び。
　それから約1ヶ月間ほど‘ハカ’のマネをやっていた。
　そして12月の早明戦をTV観戦していると‘今日は あの踊りはないのか？’
とたずねるので‘あれはニュージーランドだけ’と教えておいた。

　ところが正月休みに東京から帰省した友人をカットしている所に息子達が
挨拶に来たまではよかったが、なんと2人で‘ハカ’をやり出したのだ。

　この友人はラグビー好きで上京したときに一緒に秩父宮で何度か観戦した
事があるのだが、当然のように息子達は そういう事情は知らないしカットし
ながら点けていたTVの番組は高校サッカーだったのだからラグビーでは
ない。

　更に他の友人が来た時にも そんなマネはやらないのに、この時だけ
‘ハカ’ をやったのだから息子達のカンの鋭さに驚いたし、子供のカンは
侮れないと痛感したものだ。