内村航平 盤石の世界選手権個人総合6連覇達成

内村、圧倒的6連覇=2位に1.6点差―世界体操

 日本時間の今日未明から早朝にかけて行われた体操の世界選手権
男子個人総合で内村航平が、全種目にわたって見事な演技を見せ前人
未到の大会6連覇を飾った。

 大会前にケガの影響で調整遅れが危惧され床の予選では演技開始
前のアクシデントで待たされた影響から転倒して頭を強打すると、
団体決勝でも鉄棒で落下するなど不運に見舞われていたので一抹の
不安を抱えて迎えた個人総合だったが終わってみたら絶対王者の実
力を いかんなく発揮した形だ。


 最初の床を15、733とトップの得点で好スタートを切ると苦手と
されている あん馬でもライバル達がミスが相次ぐ中15,100で凌ぎ
つり輪も14,933でクリアし前半終了時点でトップに立つ。

 後半最初の跳馬でリー・シャオペンを決め15,633を出してリード
を広げると平行棒で15,833、最後の鉄棒もカッシーナを取り止める
など難易度を落しながらも15,100でまとめ6種目合計で92,332を出
して2位のマンリケ・ラルドゥエトに1,634の差を付けての優勝だ。

 安全策を取った鉄棒こそ全体の5位だったものの床と跳馬が1位で
苦手の あん馬とつり輪でも3位と4位という安定した演技で、つり輪
を除く5種目で15点台を出す安定感は抜群だ。

 これでリオ五輪の出場も内定したため五輪連覇がかかる事になる
のだが、大会前からのアクシデントを乗り越えての6連覇は大いに
価値があるので拘りのある団体戦のエースとしての役割も含めて大
いに主要大会通算8連覇を期待したい。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
時間差コメントですみません (柴田真紀)
2015-11-02 18:23:10
男子団体は、拙ブログでも書いたように、37年も勝っていなかったのか、と逆に驚きました。
また鉄棒は、昔の塚原らの印象が強いので、床運動のほうが強いという得意競技の推移がうかがえて、楽しかったです。
白井の床は、やっぱりスゴイ。
あと、鉄棒の「カッシーナ」ですね。あんな技があるのか~ と勉強になりました。トカチェフ、イェーガー、コバチ…と、難度がどんどん高くなりますね。
 
 
 
いえいえ (こーじ)
2015-11-03 23:11:29
>柴田真紀様
 私が初めて見た鉄棒の飛び越し技は上向き飛び越しでしたけど、今時誰もやりませんよね。

 床や跳馬が強いと吊り輪やあん馬が弱くなるという感じでスペシャリスト化が進んでましたからね。

 やはり最後は鉄棒で締めるというのが男子体操の醍醐味ですから、鉄棒はいつまでも強くあって欲しいものですね。
 
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