早大が「早明戦」制し帝京大と同率で8年ぶりV
昨日秩父宮ラグビー場で行われた大学ラグビー対抗戦グループの
早明戦は、早稲田が31-27で勝ち帝京と1敗で並ぶ優勝を飾った。
試合は開始直後の3分に河瀬諒介がT&Cを決めて7点を先行すると
17-13で迎えた後半に早稲田ゴール前まで攻め込んだ明治がスクラ
ムを押し込むのだが、コラプシングの反則を犯してターンオーバー
した後の4分後に逆に早稲田がT&Cを決めて突き放すと更に59分にも
ラインアウトから12フェイズをかけてT&Cを決め31-13と突き放す。
それでも明治は残り10分から猛反撃し2連続T&Cを決めて1ポゼッ
ション差の4点差まで追い上げるが、ロスタイムまでもつれ込んだ
後に早稲田が体を張って守り切り逃げ切った。
正直言って先週の早慶戦には勝ったものの帝京の連勝を止めた明
治が強力FWに自信を持っているだろうから明治が断然有利と思われ
ていたし、個人的にも明治の試合を生で見ていると明治ファンの熱
気が凄いため帝京に完敗した早稲田は厳しいだろうと思っていた。
とりあえず開始早々に先制T&Cを早稲田が挙げても‘これで面白く
なる’と思っていたし、前半終了間際にT&Cで6点を返し17-13と
1ポゼッションで終わったし後半はセットプレーで安定感があった
明治が有利ではと思っていた。
もっとも前半で明治が早稲田ゴール前まで攻め込みながら貰った
ペナルティでFWで押し込まずPG狙いに行ったのは‘?’だったの
だったが…
思えば前戦の明治-帝京戦で明治は後半開始早々に相手ボールの
スクラムを押し込んで、ターンオーバーした流れでトライを奪って
勝負を決めた事から後半最初の10分がカギになると思っていた。
実際に50分に明治が早稲田ゴール前で反則を貰うと今度はスクラ
ムを選択したのだが、ここでまさかのニーリングからのコラプシン
グでTOとなっただけでなく流れから早稲田がT&Cを決めて突き放し
たのだからターニングポイントという事になるだろう。
最終的に2T&2Cで追い上げたのだが最大のヤマ場を制した早稲田
に外貨が上がったという事になる。