テラフェイザーはバズド星の特空機？

　ウルトラマンデッカーもいよいよ最終章に入っておりスフィアと
の戦い以外に、カナタとバズド星人アガムスとの絡みが同時進行し
ているのだが当初アガムスはアサカゲ博士としてGUTS-SELECTの対
怪獣用ロボット兵器テラフェイザーを開発していた。

　テラフェイザーは次男も曰く見るからに‘敵に乗っ取られそう’な
キャラで、実際に円谷作品ではウルトラマンダイナのテラノイドが
スフィアから乗っ取られゼルガノイドになって以来定番になってい
るので‘いつスフィアに乗っ取られるか？’と思っていたら意外な展
開だったので驚いた。

　つまりアガムスが自ら乗り込んで戦うマシンで、ウルトラマンZに
登場していたセブンガーをはじめとしたストレイジの特空機的な存
在だったという形だ。

　アガムスはフェイズライザーによって機体の中に自らの身体を転
送させ生体結合させて戦うわけで、バズド星の兵器という形になる
のだろうか。

　最近は本人が変身するのではなく操縦したりカプセル怪獣の如く
戦わさせたりするのだが、これはウルトラギャラクシー大怪獣バト
ルのレイモンがバトルナイザーでゴモラらを操るのが元祖ではない
かと思うし その流れからウルトラマンZで特空機という発想が出て
きたと思われる。

　しかも当初はテラフェイザーがスフィアから乗っ取られると予想
したのが、本体ではなくアガムスがスフィアから浸食されていると
いう発想も想定外だった。

　そしてアガムスがテラフェイザーを操作するというよりも、むし
ろテラフェイザーと一体化しているという事はジャンボーグAに乗
り込む立花ナオキのような形になっているようだ。

　とはいえテラフェイザーを作れるほどの科学力があるバズド星が
スフィアから侵略されたという事は、ダイナでテラノイドがスフィ
アから寄生されゼルガノイドになったようにテラフェイザーもスフ
ィアに対して乗っ取られてバズド星は侵略されてしまったという事
になるのかもしれない。