野村敏京 強風に負けず逃げ切り米ツアー2勝目

野村敏京2勝目 超ロングパット沈め逃げ切る

 サンフランシスコで行われていたLPGAツアーのスウィンギングス
カート・クラシック最終日は前日まで3日間通算-10で2位に3打差を
付けて単独トップに立っていた野村敏京は、強風のコンディション
の中5バーディー6ボギーで1つスコアを落としたもののリーアン・
ペースに4打差を付けて通算-9で逃げ切り2月のハンダ女子オースト
ラリアOP以来のシーズン2勝目を上げた。

 前回の優勝はリディア・コと最終日トップタイに並んで途中から
バーディーを積み重ねて文字通り勝ち切ったのだが、今回は初日に
-7のスコアでスタートすると2日目に-2で回り通算-9でトップに
立ち3日目を終えた時点で2位に3打差を付けてスタートしての逃げ
切りだった。

 2日目にトップに立った時点で‘早過ぎるので2月のように最終日
トップタイぐらいでスタートした方がよかったのでは’と思ったし、
逃げ切りというのは意外に難しいので あまり期待してなかった。

 ところが前半は6番Hまで2バーディー1ボギーでスコアを1つ伸ばし
ていたものの7番から3連続ボギーで一気に流れが悪くなる。

 幸いにしてライバル達も強風にたたられてスコアを伸ばせずに
思ったよりも差は縮まらなかったが11番でボギーとなったのに対し、
3打差でスタートしたチェ・ナヨンがバーディーを決めて追い上げ
1打差までになる。

 ところが12番Hで野村が20mのバーディーパットを決めると、
チェは14番Hでイーグルパットを外し1打差のままで済んだ事。

 この後チェはスコアを崩してしまったのに対し野村は息を吹き
返し14番でバーディーを決めて差を広げ16番こそ安全策を取って
ボギーにしたものの、17番でバーディーを取って勝利を決定付け
たのだった。

 結果的に10番Hで絶妙のアプローチショットでパーで凌ぎ、先述
したように12番のショートHでロングパットを沈めた事から一気に
流れを掴んだ形だった。

 猛烈な強風下での悪コンディションだったため野村は4日間で
初めて+1だったものの、決勝に残った選手達の中で-1で回った
のが最高という状態では周りが潰れたのではなくガマンのゴルフ
で文字通り逃げ切ったという事になる見事な優勝だった。

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