ウルトラマンネクサスEp31:鳥・バードではリザリアスとの2度目の戦いで
苦戦するウルトラマンに対し凪がフォローを入れるシーンが印象深い。
初戦で敗れたもののアンノンウンハンドによって強化されて復活しただけで
なく、ウルトラマンの戦闘パターンまで しっかり学習して対処してきていた
のだ。
どちらかといえばスピードは生かしているものの一本調子の戦いしかしない
ウルトラマンにとって脅威になっているし、ウルトラマンの戦いぶりを映像で
検証していた凪も戦い方がおかしい事に気付くのだ。
つまりジュネッスブルーになってからのウルトラマンは よく言えば捨て身、
悪く言えば命知らずの攻撃を仕掛けている感じで
‘戦いは攻めるだけでは勝てない。
有効な攻撃をするには自分のダメージを最小限に抑える必要がある。
なのにあの青いウルトラマンは自分の身を守る事を殆ど考えていない。
なぜあんな戦い方をするのか理解できない’
と凪が言っていたような戦い方なのだ。
そして攻撃パターンを読まれながらも強引に出て行こうとした時に凪がウル
トラマンの足元にミサイルを撃ち込んだため、ウルトラマンの出足が鈍りダメ
ージを負わずに済むのである。
つまり戦闘のプロである凪ならではのフォローだと思う。
どうしても憐に近い孤門の場合はウルトラマンの戦い方にはで気が回って
ないだろうし、仮にアドバイスを送っても頑固な憐は言う事を聞かないだろう。
それで足元にミサイルを撃ち込むという荒業を使ってウルトラマンがダメージ
を被るのを阻止したのだと思う。
姫矢偏の終盤に凪はウルトラマンをビーストの一種という考えを改め始めた
感じだったのだが、それを確信させる行為だった。