ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
村田諒太、拙い試合も経験の一つ
9月5日行われたボクシングの世界戦は敗れた八重樫と防衛に
成功したWBC:Lフライ級王者の井上尚弥らの評判に比べ、もう
1試合TV中継があったロンドン五輪の金メダリスト:村田諒太の
試合だけは評判が悪く辛口意見が寄せられた。
確かに相手のルナは決して強豪でもないのに倒せなかっただけ
でなく、5Rでスタミナが切れて6R以降は肩で息をしながらの
予想外の展開だったから風当たりも強いだろう。
村田はデビュー戦で東洋王者の柴田明雄を2RでTKOと圧倒して
金メダリストの貫禄を見せていたので、すぐにでも世界に届くとマス
ゴミに思い込まされていたファンも多い。
ただライト級ぐらいまでなら東洋王者あたりに勝つと世界に近づ
くわけだが、スピードとパワーを併せ持たないといけない中量級では
東洋レベルと世界との差は歴然たるものがありルナのようなメキシコ
王者でも手ごわい。
中量級で五輪の金メダリストからプロのスーパースターになった
シュガー・レイ・レナードは6回戦でデビューし、2試合連続判定
勝ちの後に4試合連続KO勝ちしているものの弱い相手を選んでの
ものだった。
具志堅用高のプロ入り5戦目はジョー康雄に判定勝ちで3連続
KOを逃しているし、辰吉丈一郎はフィリピンバンタム級3位の
ジュン・カーディナルに2RKO勝ちと対戦相手のレベルは村田と
は比べ物にならない。
むしろ倒せなかった事で10Rを戦い抜くペース配分などを学んだ
だろうから今回の苦戦も将来の事を考えれば いい薬となるだろうし、
下手に弱い相手にKOで圧勝し続けて期待させ世界に挑んで惨敗する
方が よっぽど金メダリストの名声に傷が付くと思うのだ。
プロだから出来が悪いと批判されるのは当たり前だが、それに
煽られて見当違いな非難だけは避けなければいけないだろう。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« ようやく今年... | 改めてウルト... » |
まぁアマチュアで好成績を残したら将来が保障されるというのは幻想もいいところですからね。
やはり世界戦に行く前に最低でも10ラウンドの長丁場は経験しないとダメですよ。