ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
09夏の甲子園・ファイナル
いよいよファイナル。
夏の大会のファイナルで6戦全勝の中京大中京に新潟県勢初優勝を
目指す日本文理が挑むのだが、中京に更に有利なデータが21世紀に
入って夏の大会のファイナルは全て3塁側のチームが勝っているという事。
以前も記したが日本文理の大井道夫監督は50年前の59年に宇都宮工の
エースで準優勝しているのだが、監督としてリベンジできるか?
1回表に日本文理は1アウトから2番がヒットで出塁するが 3番が2塁ゴロ
併殺で無得点に終わると、その裏に中京は2 アウト2塁から4番の2ランで
6試合全てで先制する。
日本文理は2回に4番・5番の連続2ベースで1点を返すと、3回には2アウト
から2番のHRで2-2の同点に追いついた。
3回に1アウト満塁、5回にはノーアウト2・3塁のピンチを凌いだ日本文理は、
6回にノーアウト1・2塁のチャンスを迎えるが 堂林をリリーフした森本が後続
を絶ち膠着状態に入る。
6回裏に中京は1アウトから四球と連打で満塁と攻め立て2アウト後に4番が
レフトへ2点タイムリー、更に5番が死球で満塁から 6番が叩き付けた打球が
ピッチャーと1塁手が追いかける内野安打で5-2とすると気落ちした伊藤から
7番が走者一掃の2ベースで 8-2。
7回表に日本文理は7番からの3連打で1点返すが1番が併殺に倒れ1点
止まり、その裏に中京はノーアウト1塁からバントで2塁に進め 3番と5番の
長短打でトドメとも思える2点を追加して10-3とする。
8回に日本文理は2アウト1・3塁から暴投で1点返すものの9回はマウンドに
戻った堂林から2アウトランナーなしに追い込まれる。
ところが1番が粘って歩くと2番が2ベース、3番が3ベースで2点を返すと4番
が死球で再び森本にスイッチ。
ところが森本も5番を歩かせて満塁から6番がレフトに2点タイムリー、
更に7番のPHもレフト前に打ち返して1点差にしただけでなくレフトが弾く間に
1塁ランナーも3塁に進み2アウト1・3塁となる。
ここで8番が3塁ライナーで試合終了。
もう少し どちらかに逸れていたら2ベースとなって逆転していた可能性も
あるのだ。
ファイナルに相応しい死闘だったのは間違いない。
思えば両校とも春夏連続出場。
日本文理は北信越大会で優勝し強力打線を看板に乗り込んだが、初戦で
優勝した清峰に0-4で完敗。
今村を打つために更に打線を強化して地区予選から全試合2桁安打を
記録、ファイナルでも5回を除いて毎回安打の14安打を放った。
惜しむなくは2回に1点返してノーアウト2塁で追加点を取れなかった事
などが挙げられるが、強力打線ゆえのエラーではある。
優勝した中京大中京はQファイナルで報徳学園相手に1点リードの 9回
表2アウト満塁から逆転タイムリーを打たれて5-6で敗れていた。
今回も9回2アウトランナーなしから攻め込まれた場面では、春の悪夢が
頭をよぎったのかもしれないが春には登板がなかった2年生左腕の森本が
いたというのが大きいだろう。
それにしても今大会の中京は2回までに必ず先取点を挙げて試合を有利
に進めるというスタイルを確立していた。
特にクリーンアップの長打力は凄まじいものがあり、7本のホームランも
圧巻だった。
やはり集大成と言われる夏の甲子園は打てないと優勝は難しいという事
になるだろう。
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家にいたんですが、夜勤明けだったもので……。
紙一重で優勝を逃した日本文理も強打堅守のすばらしいチームでした。
私も9回表を迎えた時点で家の用事のため車で出かけました。
ところが2アウトランナーなしからの粘りに‘まさか’と思いましたよ。
これぞ高校野球という感じでしたね。
>imapon様
その前にファールフライを取れなかったですからね。
プレシャーから最後のライナーを3塁手が弾いたりしたらヤバかったですが、よくぞキャッチしたと思いますよ。
>英彦山様
いやいや最終回は日本文理ホームのムードになりましたからね。
07年に佐賀北の大逆転を演出したムードですよ。
こういうムードになるのは好チームの証明ですよ。
>さくらい様
まぐれで5試合連続で2桁安打は打てませんよね。
日本文理は強かったですし決勝に残るだけのチーム
でしたよ。
中京の打球が半端ではないため、外野手の守備位置が深過ぎて1ヒットで2塁ランナーが確実に還れていたのですよね。
これも打球が与えるプレッシャーですね。
こういう打球が打てるチームこそ優勝するに相応しいですよ。