北京五輪男子マラソン代表 ほぼ決まる

 今日行われた琵琶湖毎日マラソンで、大崎悟史が2:08:36
のタイムで3位になり五輪代表入りを確実にした。
 ハイペースの展開でレースが進み、30㌔でシャミ、アスメロン、
リオスに大崎の4人に優勝争いが絞られる。
 そしてペースを上げたアスメロンに、シャミが続いて抜け出し
36k過ぎにシャミがスパートして振り切り2:08:23で優勝した。
 大崎はシャミらを粘り強く追い上げて、琵琶湖マラソンに強い
リオスを振り切って2位のアスメロンに2秒差に迫る力走で3位に
入ったのだ。

 07大阪世界陸上で5位に入った尾方剛と07福岡国際で3位の
佐藤敦之が有力視されていたが、大崎は07世界陸上6位に06
ドーハアジア大会でも3位に入っているので、この3人が北京五
輪の代表になるのは確実だろう。

  北京の男子マラソンは8月24日。
 早さだけでなく、暑さにも強くないと勝負にならない。
 ドーハアジア大会と昨年の世界陸上は猛暑の中で行われたので、
そこで結果を残した尾方と大崎は十分資格がある。
 佐藤も福岡を2:07:13で走っているので持ちタイムは日本人最高
である。
 東京を2:08:40で走り2位に入った藤原新は、残念ながら国際レース
の実績がなく夏のレースの相性も未知数のため、次回以降に期待
したい。

  ただ尾方、佐藤、大崎の3人が日本人トップ3といっても世界との
差は、かなりあると思った方がいいだろう。
 昨今の五輪では、持ちタイムより暑さに強いというのが上位進出
へのカギになるが、この3人をしても地元の世界陸上ですら 5位、6位が
最高順位なのだ。

 92バルセロナ以降は男子マラソンが急速なプロ化をし、レベルが
ハネ上がったため96アトランタ、00シドニーと女子に比べ男子は入賞
すらできない状況だった。
 それが04アテネでは油谷繁が5位、諏訪利成が6位に入って、とりあえず
右肩下がり状態にブレーキが かかった。
 持ちタイムなどから見て複数の入賞者を出し、1つでも順位を上げる
事が北京の目標になるだろう。
 今のところ

‘メダルに手が届けば奇跡だ’

というレベルにある事だけは、肝に銘じておかなければいけない。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
あーまたマラソンを (柴田真紀)
2008-03-02 23:52:09
 全部観戦してしまった(マラソン全部見ているなんて、相当ヒマ人と思われそー)。
 
 
 
いえいえ (こーじ)
2008-03-03 23:18:13
>柴田真紀様
 いえいえ、そんな事は誰も思いませんよ。
 マラソンや駅伝は真剣に見始めると、ついつい目が離せなくなりますから。
 
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