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ガッツ石松がジンクスを破って50年

 今から50年前の今日74年11月28日に大阪府立体育館で行われた
WBCライト級タイトルマッチで、王者のガッツ石松は前王者ロド
ルフォ・ゴンサレスを12RでKOして2度目の防衛に成功した。

 7カ月前の再戦となった一戦はゴンサレスがプレッシャーをかけ
石松が捌く展開だが特に石松は消極的な姿勢が目につき、レフェリ
ーからファイトを促されるのに対しゴンサレスも詰め切れない展開
で試合は進む。

 迎えた12Rに石松の‘幻の右’といわれる右ロングフックが炸裂する
と、たまらずゴンサレスはダウンしそのままKOで2度目の防衛成功。

 実はこの試合は日本人選手が世界戦で外国人相手に、大阪で初勝
利した一戦だったのだ。

 これまで大阪での世界戦といえば前年4月に輪島功一が、竜反町に
判定勝ちして4度目の防衛に成功しているものの外国人相手には全敗。

 59年11月に扇町プールで矢尾板貞雄がノンタイトルで勝っていた
フライ級王者パスカル・ペレスに逆転KO負けして以来、東洋王者の
南久雄がフレディ・リトルに2RKO負けして挑戦に失敗したり69年10
月に海老原博幸がバーナベ・ビラカンポに判定負けしてWBAフライ
級の初防衛に失敗するなど日本人選手に大阪は鬼門だった。

 展開的にはダルな試合で解説の白井義男氏から‘石松は手を出せば
当たるのに…’と何度も言われていたのだが、唐突に幻の右炸裂で見
事なKO防衛となり4月のタイトル奪取試合がフロックでない事が証
明されたのだった。

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