和倉隊長、孤独な出動シーンは名シーン

　ウルトラマンネクサスのFINAL EPでTLT関東第3支部基地から飛び立った
ダーク・ザギが新宿の街を破壊しまくっている中で、それを撃退するべく和倉隊長
ただ1人が出動していくシーンがある。

　副隊長の凪はレーテの闇にのまれ石掘はダークザギの正体を現して、詩織は
石堀から撃たれて重傷を負い孤門は凪を救うべくレーテの闇の中に飛び込んだ
ので もはやナイトレーダーで残るは和倉隊長のみという状態だ。

　隊長も石堀との銃撃戦で孤門を庇って左手を負傷しているので手負いの状態
だが、しっかりとディバイトランチャーを抱えてシューターブースに乗り込む。

　本来なら5人の隊員達に号令をかけてシューターブースからクロムチェスターの
コクピットに乗り込むのだが、前記したような状況から ただ1人の出動となるわけ
でウルトラでも珍しい隊長のみの孤独な出動シーンである。

　この時に いつもの習慣で左右を見渡すものの誰も居ないのを改めて確認し、
号令をかけて乗り込んで行く隊長を演じた石橋保の演技も素晴らしい。

　そして普段は孤門が搭乗する最新のδ機に乗り込んでザギと刺し違えるような
覚悟で出動していくのである。