非常に気になる平時の超兵器

 映画の地球防衛軍では遊星人・ミステリアンに対して人類が最初に戦車や
戦闘機などの通常兵器で攻撃するものの、ほぼ壊滅状態に追い込まれ地球
防衛軍を結成。

 大型の空中戦艦のアルファ号とベーター号や それに搭載した電子砲。
 そして強烈な光線を発射するだけでなく、敵の光線を吸収して増幅し撃ち
返す直径200mのパラボラ兵器のマーカライトファーブと それを敵の最前
線まで運ぶマーカライトジャイロなど超兵器が あっという間に完成していた。

 ミステリアンは人類の石器時代に水爆を持っていたというぐらい科学力の
格差は絶望的だったにも拘わらず、数日間で その差を埋めてしまっていた
のだ。

 映画ではミステリアンを撃退して‘めでたし、めでたし’で終わりなのだが、
問題は これらの超兵器をどう管理するかになる。

 とりあえず敵の要塞・ミステリアンドームを最後に焼き払った電子砲は日本
の自衛隊が開発したので日本が持つ権利があるしマーカライトファーブは
リチャードソン&インメルマン博士らアメリカ人らしき科学者が設計図を持って
きているのでアメリカが管理するかもしれないが、最終的には国連の管理
下に置くのが現実的だろう。

 ただし これらのメンテナンスが問題だ。
 ただでさえ機械モノは使わないと意味がないし それを有事の際は使いこな
せるだけのスキル訓練をする必要があるが、ミステリアンのような侵略者が
なかなか現れないのに訓練が続くと隊員達の士気が下がらないかという
問題が出てくるのは確実だ。

 たとえばアルファ号とベーター号に搭乗し電子砲を撃っていたのは日本
人になるので、日本の自衛隊が駆り出されそうだ。
 こうなると国連管轄なのか、自衛隊の管轄になるのか 縄張り争いが出て
来てもおかしくない。

  更に こういう超兵器をテロリストから奪われたりすると大変な事になるし、
維持するだけでも それなりの予算がかかる。

 考えてみれば鎌倉幕府は元寇を退けたものの、再び襲来して来る可能
性があったので九州沿岸の警備を ずっと続ける事になり、それが幕府の
財政を圧迫してしまう結果になった。

 つまり元寇さえなければ鎌倉幕府が続いていた可能性は高い。

 これと同じ事が地球に起きかねないのだから、超兵器による地球の防衛
は物語の中のみというのが理想だろう。  
  

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
そうですね・・・ (トクタサツオ)
2010-10-27 20:38:36
トクタサツオも同様なことを考えたことがあります。

そうですね兵器の諜報戦が活発になるでしょう。

スパイや諜報部員が多くやってくるでしょうね。

そしてたぶん国連管理になりますかね・・・。

あるいは中立国に渡して任すとか。





 
 
 
現実的には (こーじ)
2010-10-27 23:55:03
>トクタサツオ様
 現実的には国連でしょうね。
 でも国連も常任理事国の勢力争いが露骨ですから、
実際にはいろいろと揉めそうですね。

 だから科学特捜隊のようなチームができるのではと
思いました。
 
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