ソーサ、すでに王者の口調「勝つために日本に来た」/BOX(サンケイスポーツ) - goo ニュース
来週の金曜日12月6日に両国国技館で行われるのがWBCフライ級タイトル
マッチで王者の八重樫東が、メキシコの元Lフライ級王者で2階級制覇を狙う
1位のエドガル・ソーサ相手に2度目の防衛戦を行う。
昨年6月に井岡一翔にミニマム級の統一戦で敗れた八重樫だったが今年の
4月にWBCフライ級王者の五十嵐俊幸に判定勝ちして2階級制覇を達成すると、
8月にはブランケットとの初防衛戦でも判定勝ちして最強の挑戦者を迎える事に
なる。
つまりエドガル・ソーサは挑戦者ながら八重樫よりも格上視されており、実際に
Lフライ級王者時代は10度の防衛に成功している。
実はエドガル・ソーサといえば06年3月に某一家の長男の対戦相手として名前が
上がっていたものの急遽キャンセルになった事があるのだが、それから1年後の
7月にブライアン・ビロリアに勝ってWBC:Lフライ級王者になり7KOを含めて10度
の防衛を果たしているから強い相手とは絶対に戦わない某一家の判断は正しかった
わけだ。
ただソーサも34歳だしLフライ級時代よりはレベルダウンしているのは間違いないし
事実タイでの暑さなどにやられたとはいえ晩年のポンサクレックに完敗しているのを
見ると八重樫の持ち味である出入りの激しいスタイルで戦えば十分通用するのでは
と思う。
思えばWBCバンタム級王者の山中慎介もタイトル奪取時には挑戦者決定戦から
急遽王座決定戦になった経緯から とやかく言われたものの初防衛戦でビッグ・ダル
チニアンに完勝してから大きく評価を上げたし、WBC:Sフェザー級王者の三浦隆司も
穴王者に勝っての栄光と言われながらメキシコで行われた初防衛戦で1位のセルヒオ・
トンプソンから2度のダウンを奪って判定で下して評価を上げている。
それを考えると今回のソーサ戦は日本以外でも名を売る最大のチャンスでもあるから、
どんな形でもいいから防衛して欲しいものだ。