02W杯決勝から20年

 今から20年前の今日02年6月30日に横浜国際競技場でサッカー
日韓W杯決勝戦が行われ、ブラジルがドイツに2-0で勝ち94年
アメリカ大会以来2大会ぶり5回目の優勝を飾った。

 試合はロナウド・ロナウジーニョ・リバウドら3人のアタッカー
3Rを擁するブラジルがGKオリバー・カーンを中心に鉄壁のディ
フェンスを誇るドイツの対戦で、前半ブラジルが攻勢をかけクロス
バーを叩くミドルシュートが出たりと押し気味ではあるが0-0で
前半を終える。

 後半立ち上がりドイツが何度かチャンスを迎えるが得点できず、
迎えた67分にリバウドのシュートをカーンが弾いたこぼれ球をロナ
ウドが押し込んで先制すると79分にもロナウドが決めて2点目を挙
げて逃げ切ったのだった。

 以前も記したように大会前は前回優勝のフランスやアルゼンチン
にイタリアやポルトガルなどが優勝候補と言われていたのだが、ブ
ラジルは初戦のトルコ戦で1-2と逆転勝ちすると中国&コスタリカ
にも連勝し3連勝で1位通過。

 決勝トーナメントに入っても堅守を誇るベルギーに2-0、イング
ランドに2-1と逆転勝ちし準決勝ではトルコに手こずりながら1-0で
勝って3大会連続の決勝進出。

 一方のドイツは初戦のサウジアラビアに8-0で勝った後アイルラ
ンドと引き分けるもカメルーンに勝って1位通過すると、パラグアイ
・アメリカ・韓国に1-0で勝って決勝進出を決めたのだが両国の対
戦は初対戦となった。

 今大会はフランスやアルゼンチンがグループステージ敗退しポル
トガルやイタリアにスペインまでが韓流判定に泣いた結果、波乱は
いいが大会を象徴する決勝のカードを心配していたものの1度も対
戦がなかったサッカー大国同士の決勝となったのでホッとしたもの。

 準決勝まで僅か1失点と堅守を誇るドイツが6試合で16得点を叩き
出したフラ汁の攻撃を凌ぐ形で時間は進み、リバウドの無回転シュ
ートをカーンがキャッチできずこぼれた球を押し込まれたのが決勝
点になったのだが直前にジウベルト・シウバとの接触プレーでカー
ンは靱帯損傷のケガを負っていたのがドイツには不運だった。

 ただ以後のブラジルは06年&10年&18年ベスト8、自国開催の14
年は準決勝で優勝したドイツに1‐7とミネイロンの惨劇と言われ
る大惨敗を喫して雪辱を許すなど02年が最後のW杯優勝となって
いる。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (Bill McCreary)
2022-06-30 22:13:21
あの試合は、バラックの欠場がすべてでしたね。彼が出ていれば、もう少しドイツも試合を作れましたが、やはり彼の欠場は致命的でした。
 
 
 
そうですよね (こーじ)
2022-07-01 18:00:08
>Bill McCreary様

 どうしてもバラック不在では専守防衛にならざるを得ませんでしたからね。

 後半の開始後しばらくはドイツが攻勢でしたけど、バラックがいたら得点できていたかもしれません。
 
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