帝京大、東海大など4強=同大は早大破る―全国大学ラグビー
大学ラグビーのベスト8が秩父宮と花園で今日行われ東海、帝京、
同志社、天理の4校が勝ち上がった反面、早稲田と慶應が敗れた結果
1月2日に行われる準決勝に早慶明の伝統校3校が残れないという事に
なった。
対抗戦3位の明治が先週22-26で京産大に敗れているので花園で
行われる早稲田と慶應の2校がどこまで頑張るかだったが、第1試合
では同志社に前半だけで0-33と大量リードを許す展開で後半は何
とか持ち直して31点を返したものの時既に遅く31-47で完敗する
と第2試合の慶應も前半7-19から後半の立ち上がりに19-19に追
い付くが突き放されて内容的には完敗の24-29だった。
ちなみに秩父宮の第1試合では明治に勝った京産大が東海相手に
12-71の惨敗に終わっているのだが、明治は看板の強力FWが京産
大にFW戦で完敗している事から明治が仮に京産大に勝ったとしても
東海にも勝ち目はなかっただろう。
明治は先述したように看板の重量FWがFW戦に自信を持つ京産大
だけでなく早稲田にも完敗するなど色褪せる内容では どうしよう
もない。
慶應も天理相手に後半7分までに19-19に追い付くものの逆転
までは行かずに7分後にはあっさり勝ち越されるなど対抗戦の明治、
早稲田戦同様に接戦には持ち込むが勝ち切れないという勝負弱さは
最後まで克服できず。
早稲田も下級生が多いというキャリア不足のところを突かれたか
開始早々に出鼻を挫かれると全く建て直せずに5Tを許して前半で
勝負を決められたわけで、やはり前年までの無能体制による負の
遺産の大きさをまざまざ実感させられるわけで清宮&中竹体制時に
あった勝者のメンタリティを一旦失って取り戻すのは容易ではない
という事ではないか。
一昔前まではリーグ戦や関西リーグの優勝チームよりも対抗戦の
2位どころか3位、4位チームが勝つぐらい対抗戦はレベルが高かっ
たのだが最早そのアドバンテージは失われていると実感するもの
だった。