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内山高志が敗れて1週間が経ち

【BOX】内山「悔しさ増した」現役続行も

 11度防衛中だったWBA:Sフェザー級スーパー王者の内山高志
が暫定王者のジェスレル・コラレスから2RKO負けし‘まさか’
の王座転落となってから1週間が経つ。
 
 個人的にもコラレスが計量でも400gオーバーする失態を演じ
たのを見て‘負ける相手ではない'と思っていただけに2Rで何も
できないままに終わってしまったのはショックだった。

 ただ冷静に考えると これまで起こった番狂わせによる王座交代
劇の典型的なパターンに嵌ってしまったとしか思えないのだ。

 よく言われる‘アメリカに進出しニコラス・ウォータースや
ハビエル・フォルトナとの対戦予定が流れてモチベーションが
落ちた'というパターンは専門誌で取り上げられたファイティング
原田が強敵ホセ・ルイス・ピメンテル相手の防衛戦が流れ代役
であるライオネル・ローズ戦に敗れたり、指名試合から一転10位
のアルフレッド・エスカレラ相手に行なった柴田国明が2RでKOされ
るなどの例が印象深い。

 今回の内山がKO負けしたのを見て思い出したのは30年前に浜田
剛史がレネ・アルレドントを1RでKOした試合で、この時のKOタイ
ムが3:09だった事。

 つまり浜田が残り1秒のところでダウンを奪ってのKO勝ちだった
わけだから浜田に凄いツキがあったという事で、今回の内山も残り
1秒持ちこたえていたら次のラウンドに生き残れていたという事に
なる。

 もともとコラレスは当てるのが難しい選手という試合前の評判
だったので逃げるコラレスに内山がどうパンチを当てるかという
焦点と思われた予想とは裏腹に、試合開始と同時にガンガン前に
出てきて鋭いパンチを振るうという真逆のスタイルだったのには
驚いたし内山陣営もペースを乱された事だろう。

 これが最初から立てた作戦なのか、試合前に400gオーバーした
事によりスタミナへの不安から短期決戦を選択せざるを得なかった
のかは当人でなければ分からないだろうが少なくとも想定外のスタ
イルで短期決戦に来たというのが見事に嵌った形だ。

 つまり あらゆる要素がコラレスサイドに有利に働いたゆえの番狂
わせになると思うわけで、再戦すれば勝ち目は十分にあるとは思う。

 とはいえダイレクトの再戦は無理だろうしハビエル・フォルトナ
との統一戦を戦った後にするしかないためコラレスがフォルトナに
勝てるかどうかは不透明な感があるし、先述したエスカレラや三原
正からタイトルを奪取したデビー・ムーアのようにタイトルを取っ
た事で自信を持って一気に進化する例もあるので予断は許さない。

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