オオタカの森、白い頭がチラチラ見える。 順調な様だった。
昔、オオタカはやかましい鳥だった。 ある年の事、森の散策路の脇に巣を造ったことがあった。 今頃の時期だ、その散策路を人が通り、巣の近くで立止まろうものなら、えらい剣幕で頭めがけて飛んで来て、猛烈に威嚇されたものだった。
散歩者の頭上50cm位をホバリングしながら、遠くに去るまで追いかけて来たし、後頭部を蹴られたと言う話も聞いた。 だが、4~5年経ったころから、オオタカはおとなしくなり、最近ではほとんど威嚇することがなくなった。
なぜだろう? 昔は威嚇すれば人は頭を抱えて逃げたのに、最近は威嚇したらどんどん人が集まって来て、変な機材を向けられ カシャ、カシャ・・・やられるので、気持ち悪いと感じ、威嚇するのをやめたのではないかと思うのだ。 学習したようだ。
野生の生き物の生態は不変ではなく、置かれた環境から学習し、どんどん変わっていくのである。なので彼ら本来の姿を守ると言うことは、棲息環境を守るということなのである。
最近は落ち着いて観察できるので良くなったが、あのド迫力の姿が見られないのは、少し寂しい気がしてしまうのだった・・・・。
見張りをする♀。今日は緊張していない。
子育て。 こんな感じ。
餌渡し後、枝で休む♂。
草むらで、何かを見つけたハクセキレイ。