Field・Finder -野鳥写真へのいざない-

主に各地の里山環境にて撮影した野鳥写真です。
オオタカ生態写真の完全保存版 『里山オオタカ物語』 のデータを販売中!。

なぜに変化?

2016-05-22 12:57:24 | 写真

オオタカの森、白い頭がチラチラ見える。 順調な様だった。

昔、オオタカはやかましい鳥だった。 ある年の事、森の散策路の脇に巣を造ったことがあった。 今頃の時期だ、その散策路を人が通り、巣の近くで立止まろうものなら、えらい剣幕で頭めがけて飛んで来て、猛烈に威嚇されたものだった。

散歩者の頭上50cm位をホバリングしながら、遠くに去るまで追いかけて来たし、後頭部を蹴られたと言う話も聞いた。 だが、4~5年経ったころから、オオタカはおとなしくなり、最近ではほとんど威嚇することがなくなった。

なぜだろう? 昔は威嚇すれば人は頭を抱えて逃げたのに、最近は威嚇したらどんどん人が集まって来て、変な機材を向けられ カシャ、カシャ・・・やられるので、気持ち悪いと感じ、威嚇するのをやめたのではないかと思うのだ。 学習したようだ。

野生の生き物の生態は不変ではなく、置かれた環境から学習し、どんどん変わっていくのである。なので彼ら本来の姿を守ると言うことは、棲息環境を守るということなのである。

最近は落ち着いて観察できるので良くなったが、あのド迫力の姿が見られないのは、少し寂しい気がしてしまうのだった・・・・。

見張りをする♀。今日は緊張していない。

子育て。 こんな感じ。

餌渡し後、枝で休む♂。

草むらで、何かを見つけたハクセキレイ。 

コメント
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