オオタカの森、現在抱卵中。 オオタカの話を以下に少々。
都市近郊の里山環境が、どんどん開発され消失が進む頃、古来より里山環境に棲んでいたオオタカを指標とし、オオタカの棲むエリアを里山環境と位置付けることにした。 また、里山と同時に減りつつあったオオタカを希少種に指定し保護することにした。
従ってオオタカを保護するということは、イコール里山環境を保護するということを意味しており、この里山環境には自然・景観のみではなく、古来よりの里山における伝統、文化、風習など多くの分野が含まれていた。
このような状況下で、オオタカの棲息は、里山環境保護に係わる多くの分野の人々の、関心や耳目を集め、保護されてきた経緯があるのだ。 オオタカはその棲息自体が意味を持つ、特別な鳥なのである。
であるからオオタカを撮影しようとした時、里山環境保護に係わる多くの人達からの制約を受け、言葉は悪いが監視されることになるのである。 なので少しでもルールやモラルから外れたり、棲息に悪影響がある行動をとると、普通の鳥では起きないトラブルや批判、叱責を受ける場合があるのである。
オオタカの写真を撮ろうとするカメラマンは、これらの経緯や、その地域の歴史的背景を充分知ったうえで、撮影を行うべきだと思っている・・・・。(以上は私的見解)
抱卵交代で休む♀。
周りで見張る♂。
巣の補強か、芽吹いた枝を折る♂。
花にツグミ。
野を歩くアカハラ。
新緑にカケス。
里山情景。