野鳥写真を始めた頃から比べると、明らかに鳥が少なくなった。 これに反比例して、野鳥写真を撮る人が明らかに増えた。 だれもかれもカメラを持ち鳥を狙っている。
昔は良い機材が無く、撮るのが難しかったので、限られた人しかいなかった。 が、現在は機材が非常に進歩しており、誰でも簡単に撮れる。
オオタカの普通見られないような生態の数々を撮影し、多くの人に、ありのままの姿を知ってもらいたいとして、ブログ等で紹介してきたが、一方で、何も自分が撮ることはない、彼らをそっとしておいてあげたいという気持ちもあり、いつも葛藤があった。
どんどん少なくなっていく野鳥たちの様子を見て、そっとしておいた方が良いと言う思いが強くなった。 オオタカのプロなので、撮影・観察は続けるが、発表や紹介は別の形をとろうかと思うようになった。
情報があふれる時代、あえて安易な情報は伏せ、より深いものを求めたいと思う・・・・。
旋回するオオタカ幼鳥。
オオタカ♂。
林を飛ぶ♀。
枝先のジョウビタキ。