いまだにすっきりしない天気が続いている。
オオタカの森、幼鳥たちも大分行動範囲が広くなり、見つけるのが大変になってきた。 遠くの方で声がする。 道を歩いていると、ごく近くで声が聞こえたので探してみた。
営巣林から、空に少し突き出した木にいるようだが、葉に隠れて見えない。 しばらく見ていると、木の先端に出てきた。 可愛いというより、猛禽の風格が漂っている。 立派に成長した証である。 でも、もうしばらくしたら居なくなりそうである。
この森は、観察しにくいため、カメラマンは敬遠しているようで誰もいない。 本当はよく見ていれば実に面白い場所なのだが。 遊びで楽に撮りたい人には向いてない。
「観察」とは、五感を駆使し感性で観ること。 ただ眺め、見ていることとは全く違うのである・・・・。
木の先端より睥睨する幼鳥。 すっかり猛禽の鋭さが備わった。
先端から飛び立ち、初めて空を飛んだ。
ノカンゾウの花が咲く。