オオタカは近づけない鳥、近づいてはいけない鳥と思っている人が多いようである。 確かに眼が合うとすぐ逃げることが多い。 出会ったらしばらくじっとしていると良い。
私は、基本的にはオオタカは嫌だと思ったら逃げる鳥だと思っている。 なので、逃げるまでは特に刺激する行動をとらなければ問題は無いと思っている。 そして逃げたら追いかけてはいけない、人間不信におちいるからだ。
オオタカの出すサインをちょっと書いてみる。 猛禽はリラックスしている時は、体の力を緩め羽根がふわっとして大きく丸く見える。 逆に緊張していると、体をキュッと締め細く痩せて見える。 オオタカも同じだ。
私は出来るだけリラックスしたありのままの状態を撮りたいと思っている。 常にオオタカに気を配り、ちょっとでも警戒していたら撮影しないようにしようと思っている。
撮影のため観察を行っていると、オオタカはいろいろなサインを出す。 鳴き声でもいろいろ分かる時がある。 顎掻きや、頭を搔く時は、緊張を逸らしていると言う説もある。 が、私にはのんびりとしているようにしか見えない。
いずれにしても、注意深く観察し接していると、いろいろな事がわかる。 ストレスを与えず優しい気持ちで撮りたいと思っている・・・・。
左:緊張して細く見える。 右:リラックスしてふっくら見える。(同一個体♀)
左:緊張して細く見える。 右:リラックスしてふっくら見える。(同一個体♂)