Field・Finder -野鳥写真へのいざない-

主に各地の里山環境にて撮影した野鳥写真です。
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里山とオオタカ2

2020-08-15 11:14:11 | 写真

オオタカ営巣地①、湘南地方と呼ばれる地域の、北部に位置する。 実家から歩いて30分ぐらいの場所に有った。 冬になると家の前の畑の上空で、時々オオタカが優雅に飛んでいた。

畑地が広がる中に、両側が森に囲まれる典型的な谷戸田が広がっていた。 近くに牛の牧場があるのんびりした場所である。 が同時に都市化が押し寄せる場所でもあった。

この地で7~8年ぐらい、保護団体が行う実践的な調査に参加していた。 そこでオオタカ調査に必要な観察法や、生態の基本的な知識を習得していた。

この地は毎年11月頃になると、オオタカのペアが現れ繁殖行動が見られるのだが、調査を行っていた7~8年の間に、1度しか繁殖は成功しなかった。

5月頃になるとオオタカが居なくなった。 理由はわからなかった。 この地は猛禽やフクロウも多く、フクロウなどによる妨害かとも思われた。 また同時に野鳥カメラマンも多く、私はカメラマンによる妨害と思っていた。 真相は今も分からない。

周辺の地元に住む人たちも、オオタカを気にかけていたが、失敗続きでがっかりしていた。 オオタカは里山環境が注目する野鳥であった。

この様に失敗が続き、やがていなくなってしまう営巣地が沢山ある。 都市公園ではなく、この様な昔からの営巣地に戻って来てほしいと望んでいる・・・・。

営巣地①で撮影したオオタカ。


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