暖冬少雪の影響?2頭の兄弟子グマ保護
2007年03月24日
保護されている2頭の兄弟子グマ=五城目町上樋口の県鳥獣保護センターで |
五城目町上樋口にある県鳥獣保護センターで、2頭の子グマの兄弟が保護されている。野生に戻すこともできず、かといって引き取り手も見つからない。センター職員らは2頭の行く末を案じている。(贄川俊)
2月12日午前10時ごろ、上小阿仁村の山林で、木の伐採をしていた作業員が根元にクマの穴があるのを見つけた。例年なら辺りは1メートル以上の積雪があるが、暖冬の影響で地表が見えていた。
穴には雌グマが冬眠していた。作業員を襲う危険があるとして、連絡を受けた猟友会の男性が射殺した。雌グマを穴から引っ張り出すと、生まれたばかりの雄グマ2頭を抱きかかえるようにしていたという。
子グマは体長約20センチ、体重は1キロにも満たない。足で体を支えることもままならず、目さえ開いていなかった。村職員が預かり、翌日に同センターに運んだ。
昨年5月には別の子グマが同センターに届けられたが、けがもなく歩けたためすぐに山に戻した。しかし今回は小さすぎて山に戻すわけにもいかない。30年以上同センターにかかわる泉祐一所長(59)も「こんなに小さなクマを預かったのは初めて」と驚く。
保護から1カ月以上たち、2頭は体長約30センチ、体重約1・5キロに成長した。目を開き、おぼつかないながら歩けるようにもなった。
2頭はじゃれ合ったり、「キャー」と鳴いて職員の指をしゃぶってミルクをねだったりしている。
しかし、「このままここでは育てられない」と泉さんは言う。2頭がいる大型犬用のハウスは近く手狭になるが、センターにはクマを育てるようなオリや施設はない。鋭い牙とツメがあり、屋内でも飼えない。
かといって野生に戻すことも出来ない。エサの取り方を教わっていないため、餓死する可能性があるからだ。人慣れしているため、里に下りて人を襲う可能性もある。
同センターは動物園やクマ牧場に引き取ってくれるか打診した。しかしクマは寿命が長く大がかりな設備が必要なため、どこからも断られた。
泉さんは「暖冬でなければ、今ごろ母グマと一緒にいたことだろうに。大きくなる夏までには何とか引受先を探したい」と話している。
引受先の情報は同センター(018・852・2134)へ。
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