三保真崎の生物カレンダーをご存知の方であれば、この20cm弱のインドアカタチがこの水温、この大きさで居ることがどれだけ不思議か理解してくれると思います(そんな人は10人も居ないと思いますが)。これまでの観察例では凡そ5月中旬に5cmほどの個体が出現して、6月下旬になると大きさは3倍になり夏に向けてグングン大きくなり、だいたい10月頃になると3〜40cm程度にまで成長し、突然姿を消します。その後、分かったのは場所を移動して、他のアカタチ科の種と同じようにコロニーを形成して2〜3月頃に産卵をしているのではないか?と、そこまでは予測が出来たのですが、そこからパタっとインドアカタチは三保のダイバーが潜るエリアには現れなくなってしまいました。そして当然!先月、インドアカタチが居るって情報が飛び込んで来て、捜しに行くと...な、何と!2個体もいるではないですか!?その近所にはイッテンアカタチも居て、グッドな観察環境なんです。しかも、インドアカタチと言えばご存知の方も多い(っと言っても20名程度だと)と思いますが、泥巣穴系の魚の中では断トツ!フレンドリーです。水温も17度台で透明度もご覧の通り。不要不急の外出が許されるようになるまで居てくれるよう手なずけておきます。
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