先週に引き続き、東海大学の夏期集中授業で大瀬に行ってきました。今回は、湘南校舎開講なので、小田急線沿線に2泊して学科とプールを行い、その後大瀬に1泊して海洋実習を行いました。先週は、海洋学部の学生ですから、勝手も分かっていますし、授業でも付き合いのある子たちばかりでしたが、やはり一般の学部の学生だと実習に対するレスポンスが鈍いようで、大きな違いに戸惑います。
最終的には、認定を行えるレベルまで到達するのですが、到達する(先週)のと到達させる(今回)のでは、まるで中身が違います。到達することは「手助け」であって、学習効果の高さをうかがう事ができますが、「させる」は主体性の部分がいつまでも、こちら側にあることを示します。僕の教え方にも問題があるのだと感じていますが、楽しくないものを楽しいと勘違いさせたりするのは、商売では時にありますが、学校教育の場合は一見して「良薬」に思える方法も、実はダイビングなどの高額レジャーやリスクスポーツに適応すると、時に「毒薬」になります。毒と認識して処方する場合もあるのでしょうが、体も考え方もできていない学生に使ってはダメだと思うので、毎回躊躇してしまいます。
画像は、湾内の砂留めのゴロタの上に群がっているクロホシイシモチの幼魚です。
学生たちは、かなり興味と感動を示していました。