長年、ダイバーを楽しませ、そこに生息する生物の、ある時はユリカゴに、またある時は隠れ処に、そして時にはホストとして沢山の恩恵を与えてくれたトサカが倒れました。数年前にも、ランドマークだった大トサカが倒れて、元通りにならないことをさとった時は、落胆しました。
絡まった釣り糸は、数え切れないくらい、ほどき、切断し、守ってきたつもりでしたが、寿命なんでしょうね。
でも、その寿命を削った要因は明らかで、今となっては私が心を開けない大きな理由になっています。
海洋学部の学生と海中美化活動を行っていますが、追いつかないのも事実です。
しかし、いつかは、どこかで、追い越さなければ、美化しません。
海プラゴミは問題になっていますが、このままでは解決しないでしょう。
この現実を知って、なおかつ反省がなければ、結果は見えています。
残念ですけど。
残念にならないために、何をすれば良いか分かっている人だけの努力では、残念な人を凌駕できないのかな。