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UNDERWATER

水面下で秘密裏に行われる話題をチョイス!

サクラエビ

2021-02-10 19:28:57 | Weblog

日曜日の午前中に、腰ほどの水深でサクラエビの100匹ほどの群れを観察しました。大きさは3cmほどで、赤い発光器も確認できました。
日中この様な群泳を見ることは少なく、例年ですと11月上旬に見られる光景だと記憶しています。ご存知のようにサクラエビの行動形態は、日周鉛直移動をして夜になると比較的浅い水深に上がってきます。写真のような状況は上がって来た際に、潮流や捕食生物に追いかけられることによって、元の水深に戻れない環境に到達してしまって起こると考えられます。しかし、そう長い距離を浅い水深で移動するとは考え難い事から、かなり近い場所での鉛直移動があったことが示唆されます。

2月にインドアカタチ?

2021-02-07 17:04:25 | Weblog


三保真崎の生物カレンダーをご存知の方であれば、この20cm弱のインドアカタチがこの水温、この大きさで居ることがどれだけ不思議か理解してくれると思います(そんな人は10人も居ないと思いますが)。これまでの観察例では凡そ5月中旬に5cmほどの個体が出現して、6月下旬になると大きさは3倍になり夏に向けてグングン大きくなり、だいたい10月頃になると3〜40cm程度にまで成長し、突然姿を消します。その後、分かったのは場所を移動して、他のアカタチ科の種と同じようにコロニーを形成して2〜3月頃に産卵をしているのではないか?と、そこまでは予測が出来たのですが、そこからパタっとインドアカタチは三保のダイバーが潜るエリアには現れなくなってしまいました。そして当然!先月、インドアカタチが居るって情報が飛び込んで来て、捜しに行くと...な、何と!2個体もいるではないですか!?その近所にはイッテンアカタチも居て、グッドな観察環境なんです。しかも、インドアカタチと言えばご存知の方も多い(っと言っても20名程度だと)と思いますが、泥巣穴系の魚の中では断トツ!フレンドリーです。水温も17度台で透明度もご覧の通り。不要不急の外出が許されるようになるまで居てくれるよう手なずけておきます。

ベニハナダイの幼魚が登場

2021-02-06 17:17:06 | Weblog

ぱっと見で「フチドリの幼魚だぁ〜!」水中で叫んでしまいましたが、
冷静になって撮影している内に鱗の目立ち方なんかがファインダーを
通して伝わってきたので、「なぁ〜んだベニハナダイかぁ〜」と落胆
しかかって「んん、待てよ...ベニだってすげーぢゃん!」と気合いを
入れ直して撮影したカットがこれです。両ピンとまではいきませんが
何とか一緒に撮れました。しばらく居てくれると良いですね。現在、
2cmほどです。