


円「盗まれたっていったら、盗まれたの~



あれっ
何で透明が電話してきたの
」


透明「はぁ~っ
こっちが聞きたいことが

あるんだよ

ウブって、この前の地面から黄泉玉を
喰らったアレだろ
」
喰らったアレだろ

円「あれっ
なんで透明がしってんの
」


透明「今、そいつに襲われたんだよ 
」


円「はへ
えええええ~~~~~~~っ
」


私は、詳しい事情を聞き出すために、円と夕方
待ち合わせを取り付ける

しかし、なんであのウブっていうのは、私を
襲ったんだ

謎が謎を呼び、一日中スッキリしない・・・

夕方最後のお客さんの鑑定を終えた私は、
すぐに円との待ち合わせ場所に向かう・・・



円「透明~ごめんね~
待った
」


例の如く・・・1時間の遅刻・・・

透明「あのな~~~~っ

初めてだよ
人を待ってコーヒー8杯も
おかわりしたのは~
」

おかわりしたのは~


円「いや~ん
怒らないで~


女の子には、色々と準備があるの

そんなことだと、もてないぞ
」

透明「余計なお世話じゃ~~~っ 
」


円「それじゃ~、ウブを探しにレッツゴー
」

透明「はい
お、お前、人の怒りをかわすの


雑になってきたな
」


円「だって、透明じゃん
」

透明「こ、こんにゃろう
私をなめすぎだ~
」




円「てへっ
いいじゃん


こんな可愛い子と待ち合わせできるだけ、
幸せ者だぞ
」

透明「はぁ~っ
・・・もういい


こっちは、遊びにきたわけじゃないんだ

さっさと、状況を教えろ
」

円「あのね~、昨日仕事でウブを呼び出したの

そしたら、途中から制御が効かなくなって、
いなくなっちゃったんだ~

でも、その時、ウブの額に何か憑いてた
ように視えたんだ

多分、アレが原因でウブがコントロールを
失ったんだと思う・・・。」
透明「(アレを使う仕事って
・・・まあ、それはさておき
)


それって、盗まれたってことなのか
」

円「うん
多分、アレは人が操作してるものだと

思うんだ
」

透明「ちなみに、なんで私が襲われたんだ
」

円「そんなの、知らないよ

透明が普段から悪いことばかりしてるから
怨みでもかったんじゃないの
」

透明「お前、ちょいちょい語弊のあることを取り混ぜて
くるけど、お前こそ、俺になにか怨みでも
あるんか
」
くるけど、お前こそ、俺になにか怨みでも
あるんか


円「バカね~
怨みなんて抱くわけないじゃ~ん


い・つ・も、感謝してるわよ~
」

透明「はぁ~っ
・・・本当に疲れるんだけど・・・
」


円「あれっ
今日はノリが悪いんじゃない
」


透明「当たり前だ
こっちは、命狙われたんだぞ
」


円「あっ
あははっ
そ、そうだよね



ごめんちゃい
」

透明「でっ
このままウブを帰すことができないと、

どうなるんだ
」

円「うっ
召喚タイプの使い魔は、契約で縛って

あるから、一定期間で帰るべき場所に帰さないと
契約が解除されて、無差別に・・・
」

透明「
・・・マジか
」



円「ま、マジに決まってるじゃない

さすがにこんなことで嘘はつかないよ
」

透明「一定期間て、どのくらいだ
」

円「う~んと、3日かな
」


透明「もしもし
昨日いなくなったっていってたよね
」




円「うん
」

透明「ということは、明日までってことだよな
」


円「うん
」

透明「・・・・・・。」
円「・・・・・・。」
マジか
時間がなさ過ぎるだろ~~~~っ




私は、急いで店を出て、人気のない場所をさがす

円「ちょ、ちょっと、どこに行くつもり
」


透明「今は未だ、私が狙われている可能性がある
それが唯一の救いだ

それが唯一の救いだ

とにかく、急いで人のいない場所を探さないと
」

私と円は、夜の町をひたすら走っていた 







続く ・・・。







https://guardian-jewelry.com/
ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします

↓ ↓
にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン2箇所
ポチッとよろしくお願いします

