忘れ物は 、何ですか ・3
円「盗まれたっていったら、盗まれたの~
あれっ何で透明が電話してきたの」
透明「はぁ~っこっちが聞きたいことが
あるんだよ
ウブって、この前の地面から黄泉玉を
喰らったアレだろ」
喰らったアレだろ」
円「あれっなんで透明がしってんの」
透明「今、そいつに襲われたんだよ 」
円「はへえええええ~~~~~~~っ 」
私は、詳しい事情を聞き出すために、円と夕方
待ち合わせを取り付ける
しかし、なんであのウブっていうのは、私を
襲ったんだ
謎が謎を呼び、一日中スッキリしない・・・
夕方最後のお客さんの鑑定を終えた私は、
すぐに円との待ち合わせ場所に向かう・・・
円「透明~ごめんね~待った」
例の如く・・・1時間の遅刻・・・
透明「あのな~~~~っ
初めてだよ人を待ってコーヒー8杯も
おかわりしたのは~」
おかわりしたのは~」
円「いや~ん怒らないで~
女の子には、色々と準備があるの
そんなことだと、もてないぞ 」
透明「余計なお世話じゃ~~~っ 」
円「それじゃ~、ウブを探しにレッツゴー」
透明「はいお、お前、人の怒りをかわすの
雑になってきたな」
円「だって、透明じゃん」
透明「こ、こんにゃろう私をなめすぎだ~」
円「てへっいいじゃん
こんな可愛い子と待ち合わせできるだけ、
幸せ者だぞ」
透明「はぁ~っ・・・もういい
こっちは、遊びにきたわけじゃないんだ
さっさと、状況を教えろ」
円「あのね~、昨日仕事でウブを呼び出したの
そしたら、途中から制御が効かなくなって、
いなくなっちゃったんだ~
でも、その時、ウブの額に何か憑いてた
ように視えたんだ
多分、アレが原因でウブがコントロールを
失ったんだと思う・・・。」
透明「(アレを使う仕事って・・・まあ、それはさておき)
それって、盗まれたってことなのか」
円「うん多分、アレは人が操作してるものだと
思うんだ」
透明「ちなみに、なんで私が襲われたんだ」
円「そんなの、知らないよ
透明が普段から悪いことばかりしてるから
怨みでもかったんじゃないの」
透明「お前、ちょいちょい語弊のあることを取り混ぜて
くるけど、お前こそ、俺になにか怨みでも
あるんか」
くるけど、お前こそ、俺になにか怨みでも
あるんか」
円「バカね~怨みなんて抱くわけないじゃ~ん
い・つ・も、感謝してるわよ~」
透明「はぁ~っ・・・本当に疲れるんだけど・・・」
円「あれっ今日はノリが悪いんじゃない」
透明「当たり前だこっちは、命狙われたんだぞ」
円「あっあははっそ、そうだよね
ごめんちゃい」
透明「でっこのままウブを帰すことができないと、
どうなるんだ」
円「うっ召喚タイプの使い魔は、契約で縛って
あるから、一定期間で帰るべき場所に帰さないと
契約が解除されて、無差別に・・・」
透明「・・・マジか」
円「ま、マジに決まってるじゃない
さすがにこんなことで嘘はつかないよ」
透明「一定期間て、どのくらいだ」
円「う~んと、3日かな」
透明「もしもし昨日いなくなったっていってたよね」
円「うん」
透明「ということは、明日までってことだよな」
円「うん」
透明「・・・・・・。」
円「・・・・・・。」
マジか時間がなさ過ぎるだろ~~~~っ
私は、急いで店を出て、人気のない場所をさがす
円「ちょ、ちょっと、どこに行くつもり」
透明「今は未だ、私が狙われている可能性がある
それが唯一の救いだ
それが唯一の救いだ
とにかく、急いで人のいない場所を探さないと」
私と円は、夜の町をひたすら走っていた
続く ・・・。
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