見えないその手を掴むもの ・5
後日・・・
瑠璃と待ち合わせをした私は、
何故か、その場で30分以上待たされる・・・
瑠璃「ごめ~~~~ん」
透明「遅い」
瑠璃「だって~~~っ友達の家に行くのに、
手ぶらってわけには行かないじゃ~ん」
透明「・・・・・それ、全部お土産じゃないよなぁ~」
瑠璃「ギクッ」
瑠璃の手には、紙のバックが1・2・3・4・5 ・・・。
そういえば、こいつ、買い物魔だったということを、
すっかり忘れていた・・・
瑠璃「だ、だって、美味しそうなのが一杯あったんだよ
それに、安かったの~」
透明「はぁ~・・・お前、人が車だからって、
買い過ぎなんだよ~
これじゃぁ~、帰りは家まで送って行かなくちゃ
ならないだろうが~~~っ」
ならないだろうが~~~っ」
瑠璃「ええ~っ送ってくれないの~」
透明「はぁ~・・・やっぱり、お前らキョウダイは・・・。
お前の場合、天然だから質が悪い」
瑠璃「お願いだから~送っていってよ~~」
透明「はぁ~」
そんなこんなで、時間も無い中、渋々承諾をした私は、
一路、瑠璃のママ友の家へ・・・。
透明「ここか」
瑠璃「うん」
車を近くのパーキングに止め、家の前に立つ
透明「・・・・・・・。」
瑠璃「どうしたの顔が怖いよ~」
透明「瑠璃お前、これ感じないのか」
瑠璃「えっ何を」
透明「はぁ~・・・お前よっぽど鈍ってるな~」
瑠璃「うっ」
透明「これは、お前が話していたような、生易しいものじゃ
無いかもしれないぞ」
無いかもしれないぞ」
瑠璃「えっ」
1・2・3・4・5・・・・。
瑠璃の買い物袋と同じ数ってどんだけ天然なんだ
霊にお土産渡せる数じゃんかよ~
はぁ~
一見、綺麗な家だが、私の目にはどす黒いベールが
家全体を取り巻いているように視えていた・・・。
透明「とにかく、入るぞ」
瑠璃「う、うん」
「ピンポ~ン」
「は~い瑠璃ちゃん
ちょっと、待っててね~」
インターホンから聞く声は、そこまで元気の無い人の声
ではないようだ・・・
「こんにちは~はじめまして
河崎 香澄(こうざき かすみ)と申します
今日は宜しくお願いします」
透明「・・・はじめまして、透明と申します」
私は、バカか
声だけで元気だと思うなんて・・・
これは、急いだ方が良いかもしれない
続く ・・・。
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