見えないその手を掴むもの ・13
河崎「あっ瑠璃さん、先生」
透明「お待たせしました
とりあえず、家にいた霊達は、
私の方で何とかできましたので、
安心してください」
安心してください」
瑠璃「・・・・・」
河崎「あ、あの・・・。」
透明「淳也くんは、その中にはいませんでした」
河崎「そ・・・そうですか・・・。」
透明「でも、あくまでも、今、対処させてもらった
中にはいなかっただけです」
中にはいなかっただけです」
河崎「えっ」
透明「淳也くんは、ここにいるみたいですよ」
河崎「ほ、本当ですか」
透明「はいただ、まだ慣れてくれていない
みたいですけど・・・。」
河崎「」
透明「河崎さんひとつお願いがあるのですが」
河崎「はい何でしょう」
透明「淳也くんは着ていた服や、淳也くんのお気に入りの
おもちゃとかって、無いですか」
おもちゃとかって、無いですか」
河崎「あ、あります」
透明「おかりしても良いですか」
河崎「は、はい今、もってきます」
河崎さんは、慌てて押入れの方へ・・・。
瑠璃「淳也くん・・・警戒しているの」
透明「多分ね」
瑠璃「どうしてだろう」
透明「それはそうでしょ家に家族と違う霊がいたり、
宗教関係の人も来たりして、人間不信になって
いてもおかしくないよ」
瑠璃「それって、どういう意味」
透明「・・・・きっと、淳也くんを視ればわかるよ・・・。」
瑠璃「」
河崎「お待たせしましたこれなんてどうでしょう」
透明「機関車のおもちゃですか」
河崎「はい淳也は、SLが大好きで、いつも持って
歩いていました・・・」
透明「へぇ~D51・デゴイチですね
ちょっと、お借りしますね」
私は、機関車のおもちゃに向かって話しかける・・・。
透明「淳也くんはじめまして透明と言います
私は、君やお母さんを助けるために来たんだ・・・。
お顔、視せてくれないかな」
人の想いが残ったものは、必ずその魂とつながっている
私は機関車のおもちゃを通して淳也くんの霊に問いかける
透明「D51か~カッコイイね~
私も小さい頃はSL大好きだったよ
でも、私はデゴイチ以外にもC62・シロクニとか
86・ハチロクとかも好きだったなぁ~」
淳也「ハチロク・・・人吉号~」
おっ来てくれた
キッチンの方からスーッと現れたその子は、
私の目の前にちょこんと座る・・・。
透明「淳也くん、人吉号好き」
淳也「うんシロクニも好き~」
河崎「 じゅ、淳也」
こちらに駆け寄ろうとした河崎さんを、瑠璃が止める
河崎「瑠璃さん何で」
瑠璃「ここは、透明に任せて
まだ、淳也くん、私たちに慣れてないから」
河崎「な、慣れてない
先生は初めてだけど、瑠璃さんのことは」
瑠璃「・・・・・」
河崎さんは、瑠璃の目から涙が溢れるのを見て、
言葉を飲み込む・・・。
瑠璃には視えているはずだ・・・。
次回、瑠璃の涙のワケとは ・・・。
続く ・・・。
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