

瑠璃「・・・
」

瑠璃にも、わかったようだ・・・何が起こったのか

淳也くんが直ぐに出てこなかった理由が・・・。
私達の目の前に出てきてくれたその子は、
片目が無く、左手の指も無くなっていた・・・。
片目が無く、左手の指も無くなっていた・・・。
その上、魂自体にかなり大きな傷と小さな無数の傷が
刻まれている・・・。
透明「淳也くん
私とSLごっこして遊ぼうか
」


淳也「うん
」

なんて嬉しそうなのだろう・・・。
私は涙を堪えることに必死だった

この子は、ずっとお母さんを守っていたのだ

霊達の干渉から・・・色々な術式から・・・
厄の影響から・・・。
小さい身体で、弱い魂で・・・必死に・・・。
お母さんが危なくないように・・・

通常、霊体は肉体を持っていた時の傷や怪我、病気を
引きずることは無く、魂が抜けた時点で健康な姿に
戻ることができる・・・しかし、霊体の状態で受けた
戻ることができる・・・しかし、霊体の状態で受けた
衝撃などで負った傷は、霊界に帰らなければ治ることはない

もちろん、痛みは無いのだが・・・それでも、苦しくない
はずは無いのだ・・・。
はずは無いのだ・・・。
透明「淳也くん
デゴイチとシロクニの汽笛の違いって
知ってる
」

知ってる

淳也「しらない~
」

透明「教えてあげようか
」

淳也「うん
」

私は、淳也くんが失ってしまっている、人への信頼を
取り戻すために、淳也くんと全力で遊ぶことにした・・・。
30分後・・・

透明「はぁ~
楽しかった
」


淳也「たのしかった~~
」

透明「それじゃぁ~、淳也くん

そろそろ、お母さんとお話しをしようか
」

淳也「おか~たん・・・じゅんのことわかんないの・・・
」

透明「うん
そうだね


でも、淳也くんの言いたいこと、
私が伝えてあげるから、大丈夫だよ
」

淳也「ほんと~
」

透明「うん
本当だよ
」


私は、淳也くんの側に、河崎さんを呼ぶ・・・。
河崎「じゅ、淳也

そこにいるの
淳也
淳也
」




淳也「おか~たん
ここだよ~
」


淳也くんは、一生懸命、お母さんに手を伸ばしている

きっと、今までも何十回も何百回も伸ばしてきたのだろう・・・

透明「河崎さん
淳也くんは、河崎さんの目の前に

座っていますよ

おかーたん
おかーたん
と呼びかけてます



きっと、河崎さんのこと、そう呼んで
いたのでしょうね
」

河崎「はい
ずっと、さんて言えなくて・・・。

いつの間にか、おかーたんになっていて・・・。
淳也~
淳也~~っ 
」



透明「河崎さん
落ち着いて


深呼吸しましょう
慌てないで


ゆっくり、淳也くんに話しかけてあげてください
」

一度、興奮状態の河崎さんを落ち着かせる・・・。
お母さんの感情は、淳也くんに伝染する

そうなれば、傷ついた淳也くんの魂は、
保たない可能性があったからだ・・・。
保たない可能性があったからだ・・・。
次回、淳也くんの想いが伝わってきます 

続く ・・・。







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