風忌(かざき)の門 ・7
霧神「・・・何故ですか
何故、断るんですか私はこんなにも
あなたのことを 」
あなたのことを 」
透明「いやいや私も結構奥手でして
お友達からと言うならまだしも、
いきなり斬り合いが出来てしまうような
関係には発展できませんよ」
関係には発展できませんよ」
霧神「・・・・どうしても駄目ですか」
透明「駄目です」
霧神「・・・・それじゃぁ~、せめて、
指の一本でも良いんです
・・・・・私にください 」
いきなり間合いに入り込んでくる
透明「ちっ女性と想って甘く見てたけど、
下手な格闘家真っ青の動きとか、
勘弁してくれよ~」
マジで読めねぇ~
手に持っているナイフ、いや小さな包丁か
こいつを避けるだけでも一苦労なのに、
何でこんなに早く動けるんだよ
私は、何とか霧神さんの動きを交わしつつ、
霧神さんが疲れるのを待つ・・・。
霧神「ハァハァハァハァ」
透明「そろそろ、やめませんか
いくら早く動けても、これ以上私に
傷をつけることはできませんよ」
霧神「ハァハァ・・・まさか、こんなに・・・。
ねぇお願い
本当に、私はあなたが・・・。」
透明「だから~そういうの、この状態で言える
方がおかしいと、何故気付かないんですか」
霧神「ハァハァ・・・ふ~っ・・・・。
拒絶しても良い・・・だから、せめて1つだけ
あなたの身体の一部でも良いから頂戴 」
透明「・・・・・」
発言が、ヤバすぎるだろう~
霧神「指の第一関節だけでも良いの
あなたの、あなたの骨を私に頂戴」
透明「骨」
霧神「もし、身体に傷をつけたくないなら、
あなたが死んだ時に、骨をもらえるように
契約書を書いて
あっそれも駄目なら、私にあなたの赤ちゃんを
授けてくれても良い
授けてくれても良い
私は、その子の骨で我慢するから 」
透明「プチッ
貴様~人の命を何だと思っているんだ~ 」
霧神「ひっ」
透明「お前・・・・ま、まさかボーンコレクターか」
ボーンコレクター・・・映画でもあったが、
骨を収集することを目的とする者・・・。
しかし、映画のように殺人をするということではなく、
一般的に、あらゆる骨に魅了された者を言い、
世界では、実際に骨を売っているお店もあったりする・・・。
だが、ここで言うボーンコレクターは、意味が違う
呪術師が骨を欲する理由は、1つだけ
骨には、その人物の遺伝子特に能力が強く反映すると
されている為、その者の力を一時的に術式で行使する
ことができるとされている・・・・。
ことができるとされている・・・・。
霧神「そうよ何か問題があるかしら
私は呪術師よ
能力のある者の骨に魅了されるのは、
当然のことでしょ
その上、あなたのような特異な能力となれば、
欲しいに決まっているじゃない
もちろん、あなたへの想いも真実なのよ
男性的な魅力も、精神性も、肉体的にも
これほど私を魅了する男っていないんですもの
全てを私のものにしたいと想うのは、女として
当たり前のことなのよ」
透明「はぁ~・・・喜んで良いのか悲しむべきなのか
まったく、こんな熱烈なのは初めてだよ
だけど、答えは変わらない私の骨も使わせない
諦めて帰ってくれないかな」
霧神「それこそ、お断りよ」
まったく、厄介過ぎる
私は、血の止まらない右手を止血しながら、
次の行動に備えていた・・・。
次の行動に備えていた・・・。
続く ・・・。
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