
透明「(・・・先生・・・。)」
私の眼の前にいたのは、私の師匠だった

師匠は、片手にノコギリを持ち、
見たこともないような、不気味な微笑みを
浮かべていた・・・。
透明「(・・・・・・。)」
ショックを受けて、立ち尽くしているであろう私に、
師匠は、ノコギリを振りかぶりながら近づいてくる

透明「(・・・・・ブツブツ・・・。)」
偽師「
」

透明「(・・・てめぇ
・・・師匠を愚弄するな 
)」



偽師「
」

もの凄い感情が、空間を支配する!!
完全に、切れてしまった私の顕在意識のせいで、
夢空間が崩れてゆく

透明「(あっ
・・・し、しまった
)」


眼の前にいた、偽物の師匠が砂のように崩れ去り、
今までいた部屋も消えてゆく

透明「(はぁ~
・・・夢だとわかっていたのに
情けない
・・・まだまだ修行がたらん
って、
本物の師匠に怒られそうだよ
・・・でも、これで
)」

情けない



本物の師匠に怒られそうだよ


私は瞑想から立ち返る

それから、少し頭をまとめて、待合室にいる睦樹さんを
鑑定室に呼ぶ・・・。
鑑定室に呼ぶ・・・。
睦樹「せ、先生
な、何かわかりましたか
」



透明「遅くなってごめんね

バッチリわかったよ
」

睦樹「ほ、本当ですか
」

透明「うん
私も、睦樹くんが見た夢を追体験
してきたからね
」

してきたからね

睦樹「えっ
じ、じゃあ、やっぱり
」



透明「うん
確かに、その夢は感染する


そして、この夢の中で、死を体験すれば、
確実に戻ってこれなくなるよ
」
確実に戻ってこれなくなるよ

睦樹「
」

睦樹さんは、愕然としている・・・。
透明「でも、大丈夫



その夢から解放される方法はわかったから
」

睦樹「えっ
本当に
」


透明「うん
本当に


それじゃぁ~、早速はじめようか
」

睦樹「は、はい
お願いします
」


透明「それじゃぁ、まずは、ひとつ考えてみてくれるかな
」

睦樹「
」

透明「君が見た夢の中で、ノコで君の首を跳ねようと
していた人って、誰だと思う
」

睦樹「えっ
・・・う~んと・・・。


あれっ
・・・いや、そんなこと・・・



すみません
そこまで、考えてなかったです・・・。」

透明「いやいや
今、頭の中に出てきたんじゃない
」


睦樹「えっ
で、でも
そんな・・・まさか・・・
」




透明「そのまさかの人って誰
」


睦樹「えっ
・・・その・・・言いにくいのですが・・・


今、頭に出てきたのって・・・先生・・・
」


透明「あははははっ
私か~~~い~~~
」



睦樹「すみません
すみません
」


透明「あはは
冗談、冗談
大丈夫だよ





それじゃぁ~、そんな先生が、本当にそういうこと
すると思う
」
すると思う

睦樹「全然
先生は、いつも僕を助けてくれて


いますから
そんなことは、絶対
」


透明「全否定できる
」

睦樹「はい
」

透明「それじゃぁ~、そのまま、強く全否定して
おいてくれるかな
」
おいてくれるかな

睦樹「えっ
は、はい
」


私は、机の下で印を組む



透明「オン・・・キャ・・キシャ・・・
」

「パチン
」

睦樹「あうっ
」


いきなり、睦樹くんのおでこに軽くデコピンする
透明先生・・・

透明「ごめん
ごめん
大丈夫
」



睦樹「は、はい
痛くはなくて、ビックリしただけなので


あっ
・・・な、なんだか、身体
心
が




軽くなったような・・・
」


透明「うん
大丈夫そうだね


これで感染夢は、除去できたと思うよ
」

睦樹「えっ
ど、どういうことですか
」


次回、感染夢の正体に迫ります ・・・。
続く ・・・。
★・。・゜☆・。・゜★・。・゜☆・。・゜★・。・゜☆・。・゜★
鑑定115(夢)に関するご質問は、番外編1でお受けしていますので、
(期日:番外編2がアップされるまで
)

鑑定115の他のページに書き込んでくれた質問も、すみませんが

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