淡き夢見し・・・。 ・13
透明「常仁くん少し突飛な話で、頭が回らない
かもしれないけど、ゆっくりで良いから、
飲み込んでいってくれるかな」
飲み込んでいってくれるかな」
常仁「は、はいだ、大丈夫です」
睦樹「せ、先生
ほ、本当に、そんなこと出来るんですか
他者の記憶を引っ張ってきたり、死んだものの
残留思念・・・でしたっけ
そんな記憶まで引っ張ってこれるなんて」
透明「もちろん、普通の人にはできないよ」
睦樹「えっ」
透明「この能力は、常仁くんだからできたこと・・・。
まあ、この話は後でするけど、睦樹先生も
体験したでしょ」
睦樹「えっ体験・・・・あっ」
透明「そういうこと
他者の記憶を引き出す・・・もしくは他者の夢に
影響を及ぼす
他者と他者を結ぶことができる波長を生み出す
この夢は、常仁くんが、人の夢に干渉できるからこそ
起こすことができたんだ」
睦樹「そ、そんなことって・・・い、いや
実際に、僕も体験しているんですものね・・・。
否定できませんよね」
普通は、否定しちゃうよなぁ~
でも、睦樹くんが冷静でいてくれて助かる
透明「常仁くん、ここまでは飲み込めたかな」
常仁「は、はい・・・多分・・・」
透明「うん今はそれくらいでいいからね
さて、ここからが大切
まずは、その夢をリセットしようね」
常仁「あっお、お願いします」
透明「それじゃぁ~、少しだけ目をつむっていて
くれるかな
少し大きな音がするけど、我慢してね」
常仁「は、はい」
クスクスッ
何故か、睦樹くんまで目をつむっている・・・。
さてと
透明「(六羽頼めるかな)」
六羽「(ム~ッ)」
この頃は、まだ喋れない六羽くん
六羽には、常仁くんの耳の中に入ってもらって、
夢を定着させている波長を音波で打ち消してもらう
六羽「(ムッ)」
常仁「」
多分、常仁くんには、とてつもない大音量が
聞こえているのだろう
しばらくして、六羽がフヨフヨ出てくる
六羽「(ム~ッ)」
透明「(六羽守備はどう)」
六羽「(ムッ)」
透明「(そうかありがとうね)」
六羽「(ム~~~ッ)」
透明「さてと、常仁くんもういいよ」
常仁「ぷはぁ~す、凄い音でした
まだ、耳がキンキンしています」
睦樹「」
透明「あははっ睦樹先生には聞こえていないから、
わからなくて当たり前だよ」
睦樹「えっそ、そうなんですか
それじゃぁ~、僕は目をつむらなくても」
透明「あははっそうだね」
睦樹「ええ~~~っ」
透明「まあ、睦樹先生が目をつむってくれていた
おかげで、やりやすかったから、結果オーライ
ということで」
睦樹「そ、そうなんですか
な、なんか、複雑・・・」
透明「さて、これで常仁くんは、あの夢に悩まされる
ことは無くなったから、安心してね」
ことは無くなったから、安心してね」
常仁「ほ、本当ですかありがとうございます」
さて、ここからが私としての本題なのだが・・・。
上手く話せるかなぁ~
上手く話せるかなぁ~
続く ・・・。
★・。・゜☆・。・゜★・。・゜☆・。・゜★・。・゜☆・。・゜★
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