


透明「う~~~ん
」

信長「おっ
先生が悩むということは、

少しは気持ちが動いた証拠と見て
良いのか
」

透明「うう~~む~~~
」

家康「年寄りの悲願・・・どうか
」

透明「むむむむむ~~~っ
」

光秀「先生
」

秀吉「一緒に、世の中を変えて行きましょう
」

透明「はぁ~
・・・お断りします
」


all「ズコ~~~ッ 
」


一同、大ゴケをカマす

信長「な、な、な、何でだ
」


秀吉「条件としては、何も問題はないでは無いですか
」

透明「やっぱり、気に入らない
」

光秀「えっ
」

透明「皆さんは、宗教の存続や宗教の規模ばかり
考えていますけど、実際、宗教というのは、
誰が支えているんですか
」
誰が支えているんですか

家康「そ、それは・・・
」

透明「信者さんの気持ち・・・考えましたか
」

秀吉「も、もちろん、信者の気持ちも考えての提案です

このまま、我らの宗教が存続できなかったり、
弱小宗教として虐げられたり、変な方向へ
行かないためにも、力のある教祖の存在は
必要不可欠なんですよ

それに、信者も先生のようなお力のある教祖なら、
納得も行くはずです
」

透明「だから、気に入らないんです
」


秀吉「えっ
」

透明「皆さんは、教祖としてのプライドを捨ててまで
私に懇願してくれました

だからこそ、私も真剣に悩みました

でも、そのプライドと信者の方のプライドは
まったくの別物です

確かに、宗教というのは、昔から小さな宗教が
統合を繰り返し、大きなな宗教となってきました
統合を繰り返し、大きなな宗教となってきました

現時点でも、吸収を繰り返しています

ですが、それはあくまでも、吸収する側の教えと
神仏への帰依が同一であったり、その宗教に感化される
大きな理由があるからだと私は思っています

そういう意味でも、私が皆さんの代表になれることはない

私には、そういった理念が無いのですから
」

光秀「理念なら、これから作り出せば
」

透明「光秀さん・・・。
私が言いたいのは、そういうことじゃないんです

先程も言ったように、信者さんのプライドと教祖様の
プライドは別なんです
プライドは別なんです

信者さんは、あなた達の教えや考えが好きなんですよ
」

家康「
」

透明「もっと大きく言えば、あなた達の事が好きなんです

凄くありきたりな言葉に聞こえるかもしれませんが、
人間の真意というものは、そういうものでしょ

もちろん、信者さんの中には、宗教を使って
仕事や縁を引き寄せる為に入信している人も
いるかもしれませんが
多くの方は、

自分の信じた宗教の教えや教祖様を崇拝し、
大好きな教祖様や信者仲間の中で、救いを求めて
いるのだと私は思います
いるのだと私は思います

ですから、彼らには、宗教の規模や名声などは
二の次、三の次なんじゃないでしょうか
」

信長「・・・・。」
透明「もし、大好きな人が、別の人を好きになれと言って、
好きになれますか
」

秀吉「そ、それは・・・
」


透明「宗教というのは、信仰する神仏が一番大切だと
いう人もいますが、私にはそうは思えないのです

だって、神や仏の教えは根底では一貫したもの
なのですから
なのですから

もちろん、神仏にも性格があって、伝え方も
千差万別ですが、その声を信者に届ける人が
信者の方から見れば、神にも等しいんです

その人の声、魅力、包容力、カリスマ性、
その人の言葉に酔いしれ、活力をもらい、
生きている意味をいただける

だからこそ、宗教というのは心の拠り所と
なり得るのではないでしょうか
」

光秀「恥ずかしいことですが、わ、私達も、
先生の教えやお人柄が好きなんです

だから・・・。」
透明「ありがとうね

でも、私は、皆さんの方が、素晴らしい魅力を
もった方々だと思っていますよ
」
もった方々だと思っていますよ

秀吉「
」

透明「だって、何千何万という人に、これだけ
愛されているじゃないですか

私には真似できません・・・。
だから、教祖様として、皆さんには信者さんを
もっと愛して欲しいんです
もっと愛して欲しいんです

教団の存続や、名声などではなく、自分を慕い
ついてきてくれている信者さん達を一番に考え、
守り導き、幸せにしてあげてください

あなた達は、まだまだやれることが沢山ある
はずです
」
はずです

信長「あはははははっ 

やっぱり、先生の言葉は痺れるねぇ~

わかった
綺麗さっぱり諦めるよ
」


光秀「の、信長さん
」

家康「いやいや
この歳になって、弱気になっている

ことを、嫌というほど気付かされましたわい
」

光秀「い、家康さんまで
」

秀吉「光秀さん
もう良いじゃないですか


先生の話を聞いて、ハッとさせられましたよ

本当にその通りですね

教祖になって、教団を大きくする、有名にすることが
信者にとっても良いことと、勝手に思ってしまって
いたようです

本当にお恥ずかしいです
」

信長「基本に立ち返る・・・か・・・。
まあ、跡目のことなんて、俺らが死んでから
勝手に何とかするだろう
なあ、家康さん
」


家康「そうですね

それよりも、儂らが生きているうちに、
やれることをしっかりとやらなければいけませんね
」

透明「皆さんのように、人を導ける才能がある人が、
これからの時代、本当に大切になって来ます
これからの時代、本当に大切になって来ます

どうか自分の信念をもって、信者さんを導いて
あげてください
」

ホッ
わかってくれて良かった 


続く ・・・。







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