ソドムの怪物・３

ソドムの怪物 ・３ 


　怜「やっほ～」

透明「やっほ～じゃな～～い

　　　お前、血が」

　陣「あわわわわわっだ、大丈夫か」

　怜「」

透明「そんな不思議な顔してる場合じゃ無いだろう～

　　　目目から、血が出てるぞ」

　怜「・・・ゴシゴシ・・・あっホントだ」

　陣「い、いや、そんな冷静に」

　怜「ダイジョブダイジョブ

　　　今、仕事の準備で繋げちゃいけないトコに

　　　繋げてるから・・・。」

透明「ご、ごめん意味がわからん」

　怜「・・日本語わっかりますか～」

透明「外人さんに言うような言い方」

　陣「い、痛くないの」

　怜「う～ん・・・・・・・

　　　・・・・・・・・・・」

　陣「続きの言葉をくれ～」

　怜「ちょっと、顔洗ってくる・・・」


そう言うと、怜は駅の中へ


　陣「あいつ、大丈夫なのかなぁ」

透明「さっき、繋げちゃいけない所とか

　　　言っていたけど・・・能力を

　　　使っていたってことだよなぁ」

　陣「ゲートキーパー」

透明「多分・・・でも、ゲートキーパーは、

　　　あいつの能力の一部でしかないから

　　　何をしているのかさっぱりわからん」

　陣「そうなの」

透明「お前もそうだろ

　　　ネガティブキャンセラーとしての能力は、

　　　お前の力の一部として確立されたものであって、

　　　本質的な力の範囲は、もっと広い

　　　それと同じように、怜の能力は

　　　俺たちの想像よりもっと大きい気がする」

　陣「あれ透明でも怜の能力理解してないの

　　　透明は俺や昴とかの能力の本質知ってるじゃん」

透明「う～ん・・・お前達のは、お前達から聞いているし、

　　　師匠にも教えてもらっていたから分かるんだけど

　　　怜の能力の全容は、怜から教えてもらってないし、

　　　師匠に聞いても、その当時は全く理解できなくて

　　　今でも、何となくしか理解できていないんだよ」

　陣「そ、そうなんだ・・・」

透明「まあ、怜に直接聞けば、今なら理解できるかも

　　　しれないけど、答えてくれるかわからんし

　　　あえて聞く必要もないのかもしれないから、

　　　何かの折に聞ければいいかなぁ

　　　くらいに思ってるんだけどね」

　陣「ま、まあ、確かに

　　　怜に聞いてもはぐらかされそうだよね」

透明「あいつは、最近ではあんな感じだけど、

　　　昔は性格がコロコロ変わって、理解しづらい

　　　ことあっただろ」

　陣「あっそういえばそうだね」

透明「あれも、あいつの能力が関係しているんだと

　　　思うんだ」

　陣「どういうこと」

透明「怜のゲートキーパーでもわかるように、

　　　あいつには、色々なモノが見えすぎているんじゃ

　　　ないかなぁ～

　　　そのせいで、色々なことに影響されて、

　　　性格が変わってしまう気がしていたんだ」

　陣「性格が変わるほどのモノって・・・」

透明「まあ、今では性格も安定して、あんな風に

　　　落ち着いているところを見ると、能力を

　　　制御する落ち着きどころが決まったのかも

　　　しれないけどね・・・。」

　怜「何話してるの」

　陣「わあでた～～～っ 」

　怜「・・・陣・・・死ね 」

　陣「いやいやいやいや

　　　急に後ろから声かけられたら、

　　　びっくりするでしょ～

　　　びっくりしただけで、死ね、は無いよ～～～」

透明「大丈夫か」

　怜「大丈夫さっ、行こう・・・。」

透明「行こうって、どこへ」

　怜「沖縄・・・。」

透明＆陣「はい」



　　　　　　　　　　続く ・・・。



《参考記事》

ネガティブ・キャンセラー

　鑑定ファイル７６ー２０

　陣のお仕事（四コマ）

　お仕事（四コマ）

　たちいち（四コマ）

ゲートキーパー

　鑑定ファイル２９ー６

　鑑定ファイル７６ー８

　怜♪（四コマ）

昴と透明先生のお店 
Guardian Jewelry Access 
是非ごらんください 



https://guardian-jewelry.com/

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