◯二◯二パニック・23
キョウダイタチが私を囲んでいる
流奈「怜輪になってない」
昴「死角を作るな」
瑠璃「輪に、輪にっと」
美莉「へぇ~キレイな輪になったね」
透明「・・・・。
(ワニワニ、うるさい
ワニワニ・パニックか
しかし、こいつら何考えてるんだ
これだけ能力者が揃うと、逆に
不利だろうに・・・。)」
実際に、能力の高いもの同士が集まって
能力を使えば、共倒れになる可能性が高くなる
複数の能力者が能力を使う場合は、
仲間のことを考えなければならなくなり、
逆に闘いづらいものなのだが・・・。
怜「・・・・私からで良い」
透明「」
昴「ああ任せた」
透明「し、しまったそういうことか」
私を輪の中に閉じ込めた理由・・・。
昴達の考えは、基本一対一に持ち込み、
スキがあれば、私の後ろにいる者が
そのスキをついて攻撃してくる
つまり、死角になるところから、いつでも
攻撃が加えられる陣形というわけだ
怜「・・・いくよ~ど~ん」
怜がゆっくりとした動きで、私に攻撃してくる
透明「なめるなよ」
怜の攻撃を受け止め、後ろに気を使いながら
反撃しようとするが
「ボンッ」
透明「くっ」
怜のか細い腕から放たれた拳を受け止めた腕が
凄い衝撃で弾かれる
透明「ちっなんだ今の」
怜「・・・・」
珍しく、怜が本気になっている
透明「ハァ~~~ッ・・・少し侮った・・・。
危うく腕を持っていかれるとこだった
さてと・・・目も覚めたところで、行きますか」
突然、透明先生が昴に向かって飛びかかる
昴「」
意表をつかれた昴が、その場から飛び退く
怜「どこ見てるの」
それに反応した怜が、私の後ろから襲いかかるが
それを見越していた私の蹴りが、怜の肩口に
突き刺さり、怜を瑠璃のいる場所まで吹き飛ばす
瑠璃「キャッ」
怜「・・・めんご・・・」
円「ちっ」
キョウダイタチが私を囲んでいる
流奈「怜輪になってない」
昴「死角を作るな」
瑠璃「輪に、輪にっと」
美莉「へぇ~キレイな輪になったね」
透明「・・・・。
(ワニワニ、うるさい
ワニワニ・パニックか
しかし、こいつら何考えてるんだ
これだけ能力者が揃うと、逆に
不利だろうに・・・。)」
実際に、能力の高いもの同士が集まって
能力を使えば、共倒れになる可能性が高くなる
複数の能力者が能力を使う場合は、
仲間のことを考えなければならなくなり、
逆に闘いづらいものなのだが・・・。
怜「・・・・私からで良い」
透明「」
昴「ああ任せた」
透明「し、しまったそういうことか」
私を輪の中に閉じ込めた理由・・・。
昴達の考えは、基本一対一に持ち込み、
スキがあれば、私の後ろにいる者が
そのスキをついて攻撃してくる
つまり、死角になるところから、いつでも
攻撃が加えられる陣形というわけだ
怜「・・・いくよ~ど~ん」
怜がゆっくりとした動きで、私に攻撃してくる
透明「なめるなよ」
怜の攻撃を受け止め、後ろに気を使いながら
反撃しようとするが
「ボンッ」
透明「くっ」
怜のか細い腕から放たれた拳を受け止めた腕が
凄い衝撃で弾かれる
透明「ちっなんだ今の」
怜「・・・・」
珍しく、怜が本気になっている
透明「ハァ~~~ッ・・・少し侮った・・・。
危うく腕を持っていかれるとこだった
さてと・・・目も覚めたところで、行きますか」
突然、透明先生が昴に向かって飛びかかる
昴「」
意表をつかれた昴が、その場から飛び退く
怜「どこ見てるの」
それに反応した怜が、私の後ろから襲いかかるが
それを見越していた私の蹴りが、怜の肩口に
突き刺さり、怜を瑠璃のいる場所まで吹き飛ばす
瑠璃「キャッ」
怜「・・・めんご・・・」
円「ちっ」
その予想をしていた円が、魔法発動
私に飛ばした炎弾を美莉の方向へ弾き飛ばす
円「なっ」
透明「あまい」
スキのできた円を空中へ放り投げ
炎弾を避けた美莉に一瞬で近づき、
後ろから追撃してきた陣の攻撃の盾とする
陣「うっ」
美莉「きゃっ」
透明「かかった」
拳を下げて美莉にぶつかった陣めがけ、
美莉越しに通背拳
美莉の身体を通り衝撃が、陣の身体に流れて行く
陣「ぐはっ」
透明「おっと」
流奈「くっちょこまかと」
透明「おいおいそれは無いだろう」
一連の流れを見ていた流奈が、私のスキを
突こうと拳を伸ばしたが、これを左手で掴む
透明「お前たち、弱くなった」
流奈「ムカッ」
流奈のケリが予想を反した場所から飛んでくる
一瞬、顔が吹き飛ぶかと思ったが、
頬をかすめる程度で避けることができた。
しかし、私の頬からは、血が滴る・・・。
透明「おお~っ今のは予想外」
そう言うと、掴んだ流奈の腕をひねり
回転させ、地面へ軽く放りなげる
昴「獲った」
透明「そうくると思ったよ」
昴の攻撃に身をかわしながら、
膝を腹にめり込ませる
昴「ぐはっ」
透明「ハァ~・・・・お前ら本気出せよ
何考えてるかわからんが、お前らの
したいことをするのなら、力を示してみろ」
その言葉に煽られ、キョウダイタチの気が上昇して行く
透明「・・・・
(やばいな・・・楽しくなってきた)」
普段はナリを潜めていた
武道家としての血が騒ぎ出す
続く・・・。
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